「お伊勢さん」の愛称で古くから親しまれている伊勢神宮に、友達同士やカップルで参拝する若い女性が増えている。樹齢数百年の杉の森の中や玉砂利の参道を歩くと癒される、という人が多い。また、スピリチュアルなエネルギーがあるとされる「パワースポット」としての人気も高いそうだ。 20~40歳代の女性が増えている 三重県伊勢市の広大な森林内に皇大神宮(こうたいじんぐう、内宮)と、豊受大神宮(とようけだいじんぐう、外宮)、別宮など125社の神社からなる伊勢神宮(正式名称は「神宮」)。「日本人の心のふるさと」としても親しまれ、年間500~700万人もの参拝者が訪れる。その多くは中高年だが、近頃は20~40歳代の女性が増えているそうだ。神宮司庁広報担当者は、 「ここ数年、中でも若い女性の参拝者が増えていると実感しています。女性同士のグループやカップルの姿が目立ちます」 と話す。 伊勢神宮は一般的な神社とは異な