首相の私的諮問機関である行政改革推進委員会は5日、全国の行政機関をむすぶ通信網「行政ネット」の次世代インフラに「Winny」を採用するよう勧める勧告をとりまとめた。Winnyは純国産のインターネットファイル共有ソフト。早ければ4月から試験導入をはじめる見込みだ。 行政ネットは全国20万以上の行政機関を専用線でむすぶ巨大ネットワーク。しかし、昨今の通信費低廉化に比して極端にコスト高であることが識者から指摘され、問題となっていた。 行革推進委ではWinnyが通信費の安いインターネットを利用していることに着目。事業所間での電子書類のやりとりにWinnyのファイル共有機能を活用することで大幅な経費の圧縮と行政のスリム化が見込めるとして、今回の勧告に踏み切った。 ソフト選定にあたって決め手となったのは大きくわけて2点。ひとつは、Winnyが東京大学に勤務する助手が作成した純国産ソフトである点。もうひ
トレンドマイクロは3月6日、国内における2006年2月度のコンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポートを発表した。 このレポートは、2月1日から2月28日までにトレンドマイクロのサポートセンターに寄せられたウイルス被害件数をもとにランク付けをしたもの。上位10位の順位と被害件数は以下のとおり。左から順位、ウイルスの名称、ウイルスの種類、件数となっている。 1位 SPYW_GATOR スパイウェア:283件 2位 ADW_WEBSEARCH アドウェア:95件 3位 ADW_SHOPNAV アドウェア:80件 4位 ADW_HOTBAR アドウェア:68件 5位 WORM_RBOT ワーム型:54件 6位 ADW_CMDDSKTOP.A アドウェア:49件 7位 JAVA_BYTEVER その他:44件 8位 EXPL_WMF.GEN その他:37件 9位 WORM_SDBOT ワ
なんだかこのニュースを聞かない月はないというぐらい多いのが「Winnyで○○から情報流出」というニュース。2月だけでもNTT、刑務所、東京地方裁判所、海上自衛隊、郵便局などなど、もう聞く方も麻痺しちゃったんじゃないかというぐらいの勢いで情報が流出しまくっている。いったいどれぐらいニュースになったのか、Google Newsなどで「Winny 流出」と検索してみると、そのあまりの多さにびっくりするだろう。 「けしからん!」という一方で、いったいどういう仕組みで情報が流出しているんだろう? と思っている人もいるかもしれない。今回はそんな方のために、簡単にWinnyの原理と情報流出の仕組みを見ていくことにしよう。 WinnyはP2Pファイル共有ソフトと呼ばれている。このP2Pは、Peer to Peer(ピア・ツー・ピア)を省略したものだ。「P」と略されている「Peer」とは「対等」という意味の
NTT東日本とNTT西日本は2月24日、1396件の顧客情報と229件の社員情報を含む業務関連ファイルが、ファイル交換ソフト「Winny」のネットワーク上に流出していたことが判明したと発表した。 今回、流出が判明したのは、NTT西日本と共通の法人顧客6ユーザーを含むNTT東日本の顧客1396ユーザーの顧客情報で、内訳は個人が807ユーザー、法人が589ユーザーとなっている。氏名(会社名)、住所、電話番号といった顧客情報が流出した。 また、社員情報の流出件数はNTT東日本が225人、NTT西日本が4人の合計229人となっており、氏名、所属組織、電話番号、メールアドレスなどが流出している。 流出が判明したのは2月23日で、流出の原因は、NTT東日本栃木支店が業務を委託しているNTT東日本 栃木に所属する社員の自宅にある個人用パソコンがウイルスに感染したためという。 NTT東西は、該当する顧客へ
メディアエクスチェンジ(MEX)は2月17日,ユーザーズ・ミーティングを開催(写真)。PtoP型ファイル共有ソフト「Winny」開発者の金子勇氏が講演し,次世代ファイル共有システムを展望した。金子氏は2004年5月にWinnyの開発・配布が著作権法違反幇助に当たるとして逮捕され,現在係争中。 金子氏は「次世代のファイル共有システムは『BitTorrent』の効率性と『Freenet』の匿名性を兼ね備え,オープンソースのシステムとして現れるだろう」と予測した。 BitTorrentはファイル転送効率が極めて高いオープンソースのPtoP型ファイル共有システム。最近ではWebブラウザの「Opera」がBitTorrentに対応する機能を搭載したことで話題となった。一方,Freenetは匿名性を重視したオープンソースのPtoP型ファイル共有システムで,金子氏がWinnyを開発する際に大きな影響を受
2004年5月10日、京都府警がファイル共有ソフト「Winny」を開発した東京大学の金子勇助手を逮捕した。本誌記事で開発者逮捕に至るWinnyの過去を振り返ってみよう。 ※最新版の関連記事インデックス「本誌記事に見る『Winny』開発者の有罪判決へ至る経緯」もあわせてご参照ください。 ●著作権や回線の占有でWinnyは問題視されていた JASRACの違法音楽配信サイト対策(2003/2/17) ファイル交換ソフトの利用者が185万6,000人に~ACCSが実態調査(2003/06/18) ネットアーク、8月1日時点でのWinnyとWinMXの利用者数は56万ノード(2003/8/4) WinnyやWinMX利用者の58%がADSLを利用している~ネットアーク調査(2003/9/1) ぷらら、「Winny」や「WinMX」のトラフィック制御を11月より開始(2003/10/20) Winny
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く