本記事は、WPPグループ最大のデジタルエージェンシー、VMLの日本法人の代表と、株式会社FICCの代表取締役を兼務する、荻野英希氏による寄稿コラムとなります。 ーーマーケティングにおいて、デジタルという言葉はもはやPOE(ペイド、オウンド、アーンド)などのデジタルメディアの枠に収まらず、調査から購買まで、マーケティングプロセス全体に深く関わっています。これは小さな部署がカバーするにはあまりにも広い領域であり、優先課題を絞り込まなければ、いくら投資をしても成果を得ることができません。 しかし、幸いなことに、マーケティング組織が抱えている課題や、適応すべき環境変化の多くは共通しています。経営者は「デジタルの専門家ではないから」という言い訳を捨て、まずはマーケティング組織のいまと未来のあるべき姿について、方針を決めるべきでしょう。 本記事は、WPPグループ最大のデジタルエージェンシー、VMLの日