不透明感が高まる未来をどう見通すか。日経ビジネスの1月9日号の特集は「2017年紅白予測合戦」と題し、各界を代表する32人が「紅白歌合戦」方式で、2017年の日本から100年後の地球に至るまで大胆な予測をぶつけ合った。日経ビジネスオンラインでの連動記事では、そんな第一人者たちの中でも特に印象に残る「異色企業家」に、独自の視点から日本を取り巻く環境の変化や新たな産業の可能性などを読み解いてもらう。第1回は本特集でもトップバッターとして登場したジャパネットたかた創業者の高田明氏だ。 たかた・あきら 1971年大阪経済大学卒業。企業勤務を経て、1974年に父が経営する「カメラのたかた」入社。1986年に「たかた」(現ジャパネットたかた)を設立。ラジオ通販を皮切りにテレビ通販に事業を広げ、独特の語り口や丁寧な商品説明、手厚いサポートサービスで多くの消費者の支持を集める。2015年に長男に社長職を譲