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琉球史については詳しくなかったので、少し入門的な本が無いかなと思い読んでみたのがこの本。2012年ちくま学芸文庫から出版だが底本は1980年発行で、現代の琉球史研究の第一人者である著者の初期の著作になるようだ。特に史料が見られ始める十四世紀の三山時代から1609年の島津侵入事件までの古琉球と呼ばれる時期を中心に扱っている。 従来の伝承や創作性の強い史料の記述に頼った琉球史研究に対して、実証的な批判を加えつつ、タイトル通り新たな琉球史の歴史像を模索し始めた一冊なようで、ここから現在までの30年余りの間、どのように琉球史研究が発展したのか強く興味を覚えさせられた。琉球の通史を知りたいと思ったときに最初に読むのにとても向いていると思う。 近世以前の琉球の歴史は非常にドラマティックでエキサイティングである。長きに渡る貝塚時代のあと、十世紀ごろからグスクと呼ばれる城塞や小高い丘を中心とした集落による
世間的にはパソコン遠隔操作事件はあっという間に終わってしまったのかもしれない。だが、この数日間、関連して私の心には奇妙に沈んだものがあった。でもなあ、また、いやなコメント貰うくらいなら黙っていてもいいのだけど、とも思う。でも、やはり少し書いておこうかとも思う。うーん。書いてみよう。 その話の前に、関連はあるけど、直接的に関係した話ではないことに少し触れておきたい。佐藤博史弁護士の会見報道(参照)で思ったことだ。この部分である。 《あふれる涙をこらえる姿を見せると、会見場に詰めかけたカメラマンは一斉にシャッターを切った》 佐藤弁護士「ただ、これから私たちの仕事は胸を張ってというものではないですが、これ(弁護人に嘘をついていた片山被告の弁護)も仕事と割り切っている」 《佐藤弁護士は、カトリック教会における「悪魔の代理人」という言葉を引き合いに出した》 佐藤弁護士「宗教裁判で悪魔として裁かれる人
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