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ブックマーク / victorysportsnews.com (9)

  • 張本智和は、なぜ日本のエース・水谷隼を圧倒できたのか? その半生に迫る

    2017/6/6 16:38  千葉正樹 2017年6月1日、ドイツ・デュッセルドルフで行なわれた卓球の世界選手権。大会のハイライトとなったのは、驚くべき番狂わせだった。世界選手権初出場の13歳・張智和が、日のエースである五輪銅メダリスト・水谷隼相手に4-1と完勝を収めたのだ。突如現れた超新星は、どのような道のりを歩んできたのか。 文=千葉正樹 ベスト8まで勝ち進んだ活躍を、ドイツメディアが「神童」と称賛 ドイツの地での日選手の活躍は、日のスポーツニュースで大きく取り上げられた。ただ、その中で最も注目が集まったのは、男子シングルスの張智和(JOCエリートアカデミー)の躍進だったと言っても過言ではない。 男子シングルスの日本代表として出場した張は、2回戦で日のエースでありリオデジャネイロの団体銀、個人銅メダリストである14歳年上の水谷隼を破った。許キン(中国)にベスト8で敗れた

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  • 貴乃花親方は「何を」明らかにしたいのか? 降格処分への疑問、相撲協会の闇

    2018/1/11 11:30  小林信也 昨年末から連日メディアを賑わせる元横綱・日馬富士の暴行問題ですが、年明け4日、臨時評議員会が承認したことで、貴乃花親方の「2階級降格」処分が決定しました。賛否両論、世間を二分する今回の処分ですが、貴乃花親方は沈黙を続けたままです。黙して語らない貴乃花親方の真意は? 貴乃花親方へのインタビュー経験もある作家・スポーツライターの小林信也氏に寄稿いただきました。 悪者扱いのリスクを背負った“沈黙”は何のため?幕内力士(当時)貴ノ岩に対する暴行問題に、ようやく一応の区切りがついた。ここまで2カ月もの時間を要したことも異常だが、日馬富士をはじめ主にモンゴル出身力士による暴行事件が、いつの間にか“貴乃花親方の問題”にすり替わったことには大きな疑問がある。しかも貴乃花親方がこの件に関わった人物の中で最も重い処分を受けるというおかしな結末を迎えてしまった。 「明

    貴乃花親方は「何を」明らかにしたいのか? 降格処分への疑問、相撲協会の闇
  • “山の神”はなぜ活躍できないのか? ランナーの成長を阻害する箱根駅伝の山上り至上主義

    2017/12/30 15:30  細野史晃 11人抜きの今井正人(順大)、4年連続区間賞の柏原竜二(東洋大)、圧倒的な区間新記録を打ち立てた神野大地(青学大)。箱根駅伝で目映いばかりの輝きを放った歴代の“山の神”たちですが、社会人、マラソンでの成功を収めているとは言い難い状況です。山の神はなぜ期待されたような活躍ができないのでしょう? 箱根のハイライトといえば山上り。かつて東海道を往く旅人を苦しめた難所は、箱根駅伝を箱根駅伝たらしめる代名詞としてそこを走るものに輝きを与えてきました。“花の2区”というエース区間があるにもかかわらず、ドラマチックな展開が期待できる激坂を含む往路5区が注目を集めるのは、後日放送される『もうひとつの箱根駅伝』が大好きな日人ならではの現象かもしれません。 「冷静に過去を見てみると、歴代のいわゆる“山の神”たちは、実業団に進んだ後は記録的にも私たちが期待するほど

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  • ハリルホジッチの解任を叫ぶ前に、最低でも考えてほしい3つの事柄

    2017/12/14 11:30  結城康平 難敵オーストラリアを抑え、アジア最終予選を1位で通過しロシアW杯への出場権を得たハリルホジッチ。にも関わらず、メディアには厳しい声があふれている。アルジェリア代表時代も厳しい批判に晒されながら、ブラジルW杯ではドイツを追い詰めた。そんな指揮官を解任したいなら、最低でも以下の事柄を踏まえてほしい。(文:結城康平) ■1.「世代交代」の難しさ遠藤保仁と長谷部誠という中盤の絶対的な組み合わせ以外の最適解を見付けられずに苦しんできた日本代表にとって、中盤の刷新は大きな課題だった。 岡田武史は2010年W杯の寸前で、中盤の底に阿部勇樹を起用することで中盤守備のバランスを整えることに成功した。ハビエル・アギーレは、長谷部を底に配置する3センターによって「負荷の分担」を進めていたが、ハリルホジッチは年齢的にベテランの域に差し掛かった遠藤保仁を代表から外し、直

    ハリルホジッチの解任を叫ぶ前に、最低でも考えてほしい3つの事柄
  • 日本サッカーの重大な課題は、「抽象化できないこと」である。五百蔵容×結城康平対談(2) | VICTORY

    2017/10/11 11:30  VictorySportsNews編集部 10月10日のハイチ戦は、3-3と打ち合いの末引き分け。「相手がブラジルなら10失点している」と、ヴァイド・ハリルホジッチ監督も落胆を隠せない様子でした。試合内容を見ると、レギュラーの選手が出場しないと途端に約束事が見えづらくなり、適切なタイミングで適切なプレーができないシーンが散見されました。対談で五百蔵容(いほろい・ただし)氏と結城康平氏が述べた「蓄積するヨーロッパと、そうでない日」という趣旨の箇所は、はからずもハイチ戦で露呈してしまったようにも見えます。キーワードは「抽象化」です。(語り手:五百蔵容・結城康平 編集:澤山大輔[VICTORY編集部]) 対談(1) 日本代表に足りない“ポジショナルプレー”とは何か? 五百蔵容×結城康平見事にロシアW杯への切符を勝ち取ったサッカー日本代表ですが、W杯番で良

    日本サッカーの重大な課題は、「抽象化できないこと」である。五百蔵容×結城康平対談(2) | VICTORY
  • メイウェザー330億円、敗れたマクレガーも110億円。世紀の決戦の意義とは

    2017/8/28 20:30  高崎計三 ボクシングの元5階級王者のフロイド・メイウェザーJrとUFCの2階級王者であるコナー・マクレガーによるボクシングマッチが、8月26日に行われた。勝利したメイウェザーが3億ドル(約330億円)、敗れたマクレガーも1億ドル(約110億円)を得たと言われる驚異のスポーツショーは、何を示していたのか。 文=高崎計三 6億ドルが動いた今夏最大のスポーツイベント©Getty Images21世紀の「アントニオ猪木VSモハメド・アリ」か、はたまた現実版の「ロッキーVSサンダーリップス」か。8月26日(現地時間)アメリカ・ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで元ボクシング5階級(スーパーフェザー~スーパーウェルター級)王者フロイド・メイウェザーJrとUFC2階級(ライト級&フェザー級)王者コナー・マクレガーの「世紀の激突」が実現。試合はボクシング・ルール、

    メイウェザー330億円、敗れたマクレガーも110億円。世紀の決戦の意義とは
  • 日ハムでブレイクの大田泰示に見る 巨人が抱える若手育成の問題

    2017/6/20 19:09  大島和人 シーズン開幕前、読売ジャイアンツから北海道ハムファイターズへ移籍した大田泰示。巨人では松井秀喜の着けていた背番号55を引き継ぐなど期待されていたが、潜在能力を開花させることができなかった。その大田が新天地で活躍を見せている。大田に限らず、大物ルーキーを獲得しながらもその才能を生かしきれていない巨人の育成が抱える問題とは。 文=大島和人 近年、成果が出せていない巨人の育成組織「巨人からパ・リーグに移籍する選手は活躍する可能性が高い」という球界の常識がある。例えば吉岡雄二(1990年入団)はプロ8年目に近鉄へ移籍後、クリーンアップへ定着。6年連続二けた塁打を放った。古くは庄司智久(1972年)も、一軍通算2安打だったプロ9年目にロッテへ移籍。またたく間に一軍の欠かせない主力になった。 もっとも吉岡は94年にイースタンリーグの二冠王(塁打王&打

    日ハムでブレイクの大田泰示に見る 巨人が抱える若手育成の問題
  • 【第四回】中田英寿がFIFAでやろうとしていること

    2017/2/17 7:00  岩義弘 中田英寿が現在、FIFAの評議機関であるIFAB(国際サッカー評議会)のオファーでFootball Advisory Panel (サッカー諮問委員)を務めていることを知る者は少ないだろう。自ら語るように、現役引退後はサッカーを通じた社会貢献に意義を見いだし、協会やクラブによる強化・発展の取り組みとは一線を画してきた。そんな彼が今、サッカーのルールを検討・変更することができる唯一の機関、IFABにどんな思いで参加し、何を感じているのか。そこでの活動を通じて認識を新たにした、日サッカー発展の課題や可能性と併せて、大いに語ってくれた。 インタビュー=岩義弘 【第三回】中田英寿がFIFAでやろうとしていること中田英寿が現在、FIFAの評議機関であるIFAB(国際サッカー評議会)のオファーでFootball Advisory Panel (サッカー諮問

    【第四回】中田英寿がFIFAでやろうとしていること
  • 過剰な演出で魅力を半減させる日本のスポーツ中継

    2017/1/30 13:23  松原孝臣 揶揄的なキャッチコピーが氾濫し、選手のミニ・ドキュメンタリーが何度も繰り返され、芸能界など“畑違い”の人間がコメントする……。果たして、日のスポーツ中継はこのままでいいのだろうか。 文=松原孝臣 演出が中継そのものの邪魔に©Getty Images いつからか、スポーツ中継は、過剰とも言える演出が試合に付随するようになり、それは増していった。 大会の中継時、選手それぞれにキャッチコピーがつけられ、その中には揶揄としか思えないものも含まれる。やがてミニ・ドキュメンタリーのような選手のストーリーが織り込まれ、ときには何度も繰り返される。芸能界など他のジャンルのゲストコメンテーターがいることも珍しくない。 これらの演出は、しばしば中継そのものの邪魔となることがある。選手そのもの、そのパフォーマンスそのものへの集中をそがれたりするし、ときにはライブで中

    過剰な演出で魅力を半減させる日本のスポーツ中継
    bitgleams
    bitgleams 2017/02/01
    ほんこれ。特に民放地上波にはうんざりする。
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