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2018年8月18日のブックマーク (1件)

  • 『アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(1050レビュー) - ブクログ

    タイトルの「アイネクライネ」からはじまり、現在・過去・未来と彼方此方で出会い、絆が繋がっていく。そして最終篇の「ナハトムジーク」で一つに収束していく6話の連なる短編集。 死神2作品を通読後、3作目の伊坂幸太郎。 登場人物多過ぎ。時系列が19年前・10年前・現在と目まぐるしく変わり過ぎ。なもんで子供が次篇には大きく成長していたりとややこし過ぎ。でも面白過ぎ楽し過ぎ。結論、満足度高過ぎで読了。 著者曰く作品は恋愛小説とのことだが、恋愛要素に固執しないヒューマンドラマと受け取った。綿密なストーリー構成と、各登場人物に宿すキャラクターや性格、発せられるセリフが自然体過ぎてスンと受け入れられる。 親友の佐藤が「出会いってなんだ」と嘆くシーンで織田一真は言う。「自分がどの子を好きになるか、分かんねえだろ。だから、『自分が好きになったのが、この女の子で良かった。俺、ナイス判断だったな』って後で思えるよ

    『アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(1050レビュー) - ブクログ