プロダクトバックログに作るべき内容を積み上げていく。スプリントによるプロダクト作りを運営しているようであれば、プロダクトバックログが開発の中心にあることでしょう。プロダクトバックログはプロダクト作りを駆動する存在と言えます。では、肝心のプロダクトバックログはどのようにして生み出されるものでしょうか。「プロダクトオーナーの勘と経験によって積み上げている」だけでは、作るべきものの妥当性は分からないままですし、プロダクトチームの開発に対する自信も一向に高まっていかないでしょう。ゆえに、プロダクトバックログを積み上げていく前に仮説検証が必要です。今回は、仮説検証のための基本的な道具となる「仮説キャンバス」について扱います。 なぜ仮説キャンバスが必要なのか まず、仮説検証とはどのような活動でしょうか。その言葉の通り、仮説を立てて、その内容の確からしさを検証する活動のことです。立てる仮説の対象は、様々