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ブックマーク / www.nikkei-science.com (5)

  • 日本の実験装置 JT-60SA 稼働へ

    核融合の実現を目指した巨大実験装置の準備が,日と欧州で佳境に入っている。茨城県那珂市の量子科学技術研究開発機構(QST)に日欧共同で建設した核融合実験装置「JT-60SA」は,5月末に試験運転を開始した。超電導コイルが作り出す強い磁場によってプラズマをドーナツ形の空間に閉じ込め,模擬燃料の重水素2つを融合してエネルギーを発生させる。 装置は2020年に完成したが,試験運転を始めたところ,電流を流す電路の絶縁が劣化し放電を起こすトラブルが発生した。問題箇所を洗い出し,100カ所以上を補修して,2年2カ月ぶりに試験運転の再開にこぎつけた。今秋にプラズマの生成実験を開始する見通しだ。 一方,日,米国,欧州,ロシア韓国中国,インドの7極が共同で南フランスで開発を進めている国際熱核融合実験炉ITERは,建設が全体の8割まで進み,その巨大な姿を現し始めた。2025年にプラズマの生成実験を開始し

    日本の実験装置 JT-60SA 稼働へ
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    dhrname 2023/06/23
  • ペンギンの数奇な歩み

    R. E. フォーダイス(ニュージーランド・オタゴ大学) D. T. セプカ(ノースカロライナ州立大学) ペンギンは冷たい南極海を自由自在に泳ぎ回り,水深約500mまで潜って魚やイカ,オキアミを探す。空を飛ぶ唯一の機会は,水中から飛び上がって氷の上に戻る一瞬だけだ。いったいどのような進化の道筋をたどって,こんな奇妙な鳥が登場したのか,よくわかっていなかった。それが近年,古代ペンギンの化石が相次いで発見され,研究が進んだ結果,酷寒の極域に耐える能力は,地球が今よりはるかに暖かかった時代に育まれていたことが明らかになった。その祖先は,恐竜が絶滅した6500万年前の気候の大変動をも生き延びた可能性があることも浮かび上がった。そんな彼らだが,現在の急激な温暖化には適応できないかもしれないという。 再録:別冊日経サイエンス227「鳥のサイエンス 知られざる生態の謎を解く」 再録:別冊日経サイエンス2

    ペンギンの数奇な歩み
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    dhrname 2016/09/28
  • そしてペンギンだけが残った〜日経サイエンス2014年8月号より

    翼を海で泳ぐことに使う奇妙な鳥がいる。そう,おなじみのペンギンだ。もともとは空を飛んでいた鳥が翼を水中での移動に適したヒレ状のフリッパーに進化さ せ,魚やオキアミなどの餌の豊富な海での生活に適応したのがその始まりだ。このような適応を遂げた鳥類は今はペンギンだけで,その生息範囲も南半球に限ら れている。 だが,数千万年前からこれまでに,世界中の海洋で,飛ぶことをやめ,泳ぐことに特化した鳥類がペンギンのほかに も3系統誕生していた。しかしそれらは姿を消し,ペンギンだけが生き残った。いったい何が起きたのか。長年の謎だったが,最近の研究で,同じように陸から 海へと進出した海生哺乳類との生存競争に破れた可能性が浮かんできた。足寄動物化石博物館の安藤達郎学芸員がニュージーランドのオタゴ大学と共同でPalaeogeography, Palaeoclimatology, Palaeoecology誌に4月

    そしてペンギンだけが残った〜日経サイエンス2014年8月号より
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    dhrname 2016/09/28
  • 「STAP幹細胞」として用いられたES細胞を特定 東大,東北大など

    身体のあらゆる組織になることができ, 無限に増殖することが可能とされた「STAP幹細胞」として 実際に使われたES細胞を特定した 理化学研究所などのチームが作成したSTAP細胞から作られた,あらゆる組織に分化することができ無限に増殖する多能性幹細胞「STAP幹細胞」が,以前から研究でよく使われている「ES細胞(胚性幹細胞)」であることを,東京大学グループと,東北大学などの共同研究チームがそれぞれ突き止めた。論文にはこの細胞からマウスができたとされ,STAP細胞が多能性を持つ証拠とみられていたが,今回の解析でどのES細胞が使われたかが具体的に明らかになった。 調べたSTAP幹細胞は,論文の共著者で,STAP幹細胞からマウスを作った若山照彦理化学研究所発生・再生科学総合研究センターチームリーダー(現山梨大学教授)が保存していたもの。先に若山氏が第三者機関に依頼して解析し,「若山研にはなかったマ

    「STAP幹細胞」として用いられたES細胞を特定 東大,東北大など
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    dhrname 2014/12/27
  • 「STAP細胞 元細胞の由来 論文と矛盾」日経サイエンス号外 2014年6月11日

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    dhrname 2014/06/11
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