視点・論点 「ハンナ・アーレントと"悪の凡庸さ"」 | 視点・論点 | 解説委員室:NHK

フェリス女学院大学教授 矢野久美子 今から５０年ほど前の１９６０年代前半、ナチスの犯罪をめぐる裁判レポートが、大きな論争を引き起しました。これからお話しするのは、その裁判レポートの著者が何を語ろうとしたのか、ということについてです。 １９０６年にドイツに生まれたユダヤ人女性で、政治哲学者です。彼女は、ヒトラーの反ユダヤ主義政策によって、ドイツから脱出せざるをえなくなり、１９３３年にパリに亡命しました。しかし、第二次世界大戦によってフランスで生きることも危うくなり、アメリカ合衆国へと避難し、そこで１９４５年の終戦を迎えます。 ナチスの全体主義政権下では、ユダヤ人をはじめとする大量の人間が、強制収容所やガス室をともなう絶滅収容所で、生きる価値を奪われ意味なく殺戮されるという事態が起こりました。人間を無用のものとするような言語道断の国家犯罪がなぜ起こったのか、どのようにして起こったのか。こうし

[mine3858]

アーレントをバッシングした力もまた、ユダヤ人を殺戮した力と同質のものであり、日本でも日々作動しているものでもあるような気がする。

[ueshin]

サラリーマンや勤勉な官僚が最大の悪を事務的・作業的におこなえるのだといった。

[filinion]

そして「悪は凡庸なものなのか？」を検証するために行われた心理学の実験が「ミルグラム実験」であり、まさに「悪は凡庸である」ことを証明するものとなった。己の内なる怪物を怖れよ。ナチスは過去の亡霊ではない。

[whkr]

社蓄もその一端だな。

[Domino-R]

この種の悪は「根が深い」からではなく「底が浅い」からこそなのだ、というのは知っておいていい。この種の悪には「知る」「考える」ことが最も確実で簡単な抵抗。

[GiGir]

極めて適切な要約

[underdog_slumber]

そしてアイヒマンは考えるのをやめた

[yofukami]

はてブのホッテントリにこれが入っているのに気づき、世の中捨てたもんじゃないなぁ、と思ったり。 視点・論点　「ハンナ・アーレントと"悪の凡庸さ"」 | 視点・論点 | 解説委員室:NHK

[kmiura]

「アーレントにとって「思考の欠如」とは、表層性しかないということ」これが”書式システム”。今日本に跋扈しているのは書式だけが増殖・拡散し、その意味を思考していない。で、原発再稼働・戦争出来る国。

[the_sun_also_rises]

善に傑出した人以上に悪に傑出した人もとても稀有だと言える。しかしその稀有さ以上に悪は発生する。巨悪にもなる。組織にチェックと防止機能を持たせないと暴走することがある。そして小さな悪の巨大な集合体になる

[ncc1701]

「上からの命令だから」「法の定めだから」「それが規則だから」これを思考停止の口実にした非道な作為・不作為は日本にも沢山の例がある。そこに悪意はない。だからこそ恐ろしい。悪意なき者には罪悪感すら生じない

[heis101]

“裁判でアーレントが見たアイヒマンは、怪物的な悪の権化ではけっしてなく、思考の欠如した官僚でした。アイヒマンは、その答弁において、紋切り型の決まり文句や官僚用語をくりかえしていました。”

[mak_in]

@utodisney 悪の凡庸さに関してはここを見ると、分かりやすくまとまってます。「ものごとの表面に心を奪われないで、立ち止まり、考え始める」ことが大切。我が息子がこの先いじめにどう関わってくにしても根本はこれだ

[skasjhgeu]

［ハ］そして安倍普三(悪)の凡庸さ。

[motowaka]

“「底知れない程度の低さ、どぶからうまれでた何か、およそ深さなどまったくない何か」が、ほとんどすべての人びとを支配する力を獲得する。それこそが、全体主義のおそるべき性質である”

[nuryouguda]

原爆を落とした事やベトナム戦争についてほとんど触れてない映画の作り方が面白かった。（ケネディとニクソンへの言及はサブセリフで在り）

[ono_matope]

"アーレントはそうした悪に抵抗しうる可能性として、思考すること、考えることを追究します。「ものごとの表面に心を奪われないで、立ち止まり、考え始める」ことを彼女は重視しました。"

[sakahashi]

映画を見たい

[asamaru]

ヒットラー的な悪はわかりやすいから注目されやすいけど、社会の至る所に転がっているが故にわかりづらいアイヒマン的な悪は、現代社会において本当に重要。

[minutes22]

なかなか分かりやすい解説。

[FUKAMACHI]

おもしろい。

[y8ovji]

“彼女が要求する普遍的な正義は、世界を判断する物差としては厳しすぎる」と述べました。 アーレントは、「悪の陳腐さ」という言葉で何を言おうとしていたのでしょうか。批判への応答のなかで、彼女は、「悪の表層

[mzkIII]

“無思考の紋切り型の文句は、現実から身を守ることに役立った”

[thousandport]

映画見そびれちゃったんだよね。。

[a1ot]

「怪物的なものでも悪魔的なものでもない、思考の欠如（表層の悪）が、人類をほろぼしうるような犯罪をもたらす。悪に抵抗しうる可能性は、ものごとの表面に心を奪われないで、立ち止まり、考え始めること」

[hoozuki37]

力ある無思考が齎す災厄。 ／「ハンナ・アーレントと"悪の凡庸さ"」

[weissbier]

“悪は「根源的」ではなく、深いものでも悪魔的なものでもなく、菌のように表面にはびこりわたるからこそ、全世界を廃墟にしうるのだ”

[driving_hikkey]

ホント組織、集団はこれだから怖い。アタマが良い人間だろうが善良で道徳的な人間だろうが簡単に思考停止に陥る。

[marinee]

『表層的になった社会のなかで自立した思考が孤立するとき、生きることはどれほど過酷で、思考はどれほど勇気を必要とするか』

[hatayasan]

「 怪物的なものでも悪魔的なものでもない、表層の悪が、人類にたいする犯罪、人間をほろぼしうるような犯罪をもたらす」

[takunama]

"「底知れない程度の低さ、どぶからうまれでた何か、およそ深さなどまったくない何か」が、ほとんどすべての人びとを支配する力を獲得する"

[fujinojun]

ガッチャマンクラウズはこれをテーマにしてた

[h_A_l]

”「底知れない程度の低さ、どぶからうまれでた何か、およそ深さなどまったくない何か」が、ほとんどすべての人びとを支配する力を獲得する。それこそが、全体主義のおそるべき性質である” 視点・論点　「ハンナ・

[schrift]

“批判への応答のなかで、彼女は「悪の表層性」を強調しています。悪は「根源的」ではなく、深いものでも悪魔的なものでもなく、菌のように表面にはびこりわたるからこそ全世界を廃墟にしうるのだ、と述べています”

[airj12]

"「底知れない程度の低さ、どぶからうまれでた何か、およそ深さなどまったくない何か」が、ほとんどすべての人びとを支配する力を獲得する。"

[emiyosiki]

後で読む

[toratorarabiluna273momomtan]

を実施している地方公務員もこんな感じ？→「ｱｲﾋﾏﾝの話す能力の不足は考える能力｢誰か他の人の立場に立って考える能力｣の不足と結びついているとｱｰﾚﾝﾄは指摘しました｡無思考の紋切り型の文句は現実から

[maturi]

山田風太郎