日本農薬学会大会特別講演「ネオニコチノイド系農薬の使用規制でミツバチを救えるか」レビュー - バッタもん日記

昨日（3/20）、玉川大学にて開催された、日本農薬学会第40回大会に参加しました。目的は、同大学ミツバチ科学研究センター所属の中村純教授によるネオニコチノイド系農薬の規制に関する講演です。非常に重要な内容だと思いますので、レビュー記事を書く次第です。 東京都と神奈川県の間で帰属を巡って紛争が絶えないとの噂がある地、町田市。 この大学はミツバチの研究に関して日本一です。今回の講演の会場としては最適でしょう。 日本全国から農薬メーカーと農水省の御用学者が集結する呪われた学会です（大嘘）。 発表の内容を私が勝手にまとめると、以下のようになります。 ミツバチの農薬に起因すると考えられる異常は最近初めて起こったことではない。数十年前から断続的に起こっている。 送粉者（花粉媒介者）としての能力はミツバチより野生のハナバチ類の方が重要であり、野生のハナバチが減少している。 野生のハナバチには農地周辺の餌

[locust0138]

専門家にかかれば俗説など笑止千万なわけで。／id:chochonmage　確かにそう読めますので、表現を追加しました。より発表の内容に忠実になったと思います。ご指摘に感謝。

[salmo]

食える農業はハードル高いのに無駄に農薬バッシングして農地を耕作放棄地化させることは自然保護にとってもマイナスと考える。下手に無農薬しても安全、生産、流通etcと農家側の負担増えるしそれは消費者に跳ね返る。

[y-wood]

『ミツバチを守ることではなく、農薬を規制することが目的となっており、本末転倒である。』やはりそうだったか

[yoko-hirom]

「他の原因も影響するから」とは原発事故による発癌を誤魔化すときにも使われる理屈。蜂群崩壊症候群の原因はミツバチが弱ったからで，ネオニコチノイドは優れた殺虫剤だがミツバチを弱らすことは無いとの謎理論。

[tomiyai]

だいたい自分の認識と一致してた。いまだに学者同士でもけんかしてんの見るけどね。

[chochonmage]

ド素人には本記事を読む限り「ネオニコチノイド農薬はミツバチの減少と全く無関係」に読めたのだが。（ちゃんと読めてなかったらごめん）

[c_shiika]

農内お花畑の重要性の指摘。蜂群崩壊症候群は食い詰めた蜂の逃散だった可能性が。

[DG-Law]

『Fruitless Fall』でも，農薬だけに原因を求めるのは間違いで，これは包括的な問題だという結論が語られてた。／減反で休耕するなら，お花畑にしとけばwin-winというのは，さすが専門家の意見。

[ichiharu12]

“ネオニコチノイド系農薬が原因だとされる被害の報告はあるが、他の農薬でも同様の報告はあり、毒性が強いとは言えない。” 可能性の棄却はできないが、特別に排除されるべき根拠もないということかな。

[norton3rd]

アキアカネなどの減少と因果関係が比較的はっきりしているフィプロニルのほうは何とかしてくれよ

[cider_kondo]

蜜蜂の巣って、生態系の構成要素の中でもトップクラスに複雑なパーツなのは一目瞭然なわけで、不調があったとしたら、原因も相応に複雑な方が納得行く

[agrisearch]

玉川大学ミツバチ科学研究センターの中村純教授、「ミツバチの減少を食い止める対策は、農薬の規制より農地周辺部にお花畑を増やすことが重要。」

[chintaro3]

田舎の現状を見る限り、ミツバチを救うより先にやるべきことは有るだろという点には同意。

[kaionji]

確かに決定的な論文ってまだ出てなかった気がする。

[type-100]

んー、なんとも

[SavingThrow]

"送粉者としての能力はミツバチより野生のハナバチ類の方が重要であり、野生のハナバチが減少している。野生のハナバチには農地周辺の餌場と営巣場所が必要であり、農地とその周辺の開発の影響が大きい。"

[daybeforeyesterday]

うーむ

[quick_past]

マルハナバチならうちのベランダにも良く来るんだけどね。ネオニコチノイド、有機リン、スピロテトラマトをローテしてる。ハチがいなくなった時期とネオニコチノイドが流行った時期が重なってるのが余計怪しまれる。

[augsUK]

EUで規制しても好転していないというのがどの程度かによるなあ。大規模の社会実験を実施している状態。

[T_Tachibana]

「やっぱネオニコチノイドは悪くないんだーラッキー!!」と自宅のバラ庭に週一でバカスカ散布しまくるガーデナーが続出する悪寒。ベリー類や柑橘類メインの庭に蜂が来なくて困るご近所の身にもなれよと。

[Yagokoro]

へえ。

[machida77]

特定の農薬の問題としてばかり注目されがちだが、実際はミツバチを取り巻く環境と人間の問題としてのミツバチ減少。この点を追ったドキュメンタリー映画が『みつばちの大地』http://www.cine.co.jp/mitsubachi_daichi/

[kaos2009]

“農地周辺のお花畑が減少したことでミツバチの農地への依存が強まり、農薬の影響を受けるようになった。”

[k-takahashi]

『ネオニコチノイド系農薬はミツバチの減少と全く無関係ではないが、農業全体、養蜂業全体の問題こそが大きな原因』　『農薬の規制より農地周辺部にお花畑を増やすことが重要』　緑系にとっては不都合な情報

[ottyanko]

わかりやすくて良い(・∀・)　それにしても、玉川大学が出てくるとは驚いた。

[ohira-y]

「ネオニコチノイド系農薬はミツバチの減少と全く無関係ではないが、農業全体、養蜂業全体の問題こそが大きな原因である。偏った不正確な情報に惑わされないように用心すべき。」

[Asay]

これは読まれるべき。『ネオニコチノイド系農薬はミツバチの減少と全く無関係ではないが、農業全体、養蜂業全体の問題こそが大きな原因である。偏った不正確な情報に惑わされないように用心すべき』

[SndOp]

養蜂のミツバチが減ったのは農薬よりも食料問題説か

[taka-p]

科学的な分析がしっかり出ているのは良い。興味深い。

[nffsjj]

ネオニコチノイド犯人説が主流だと思ってたけど、これは事実と大きく異なる！正しい知識を！

[sadohigurasi]

“以上をまとめると、 ネオニコチノイド系農薬はミツバチの減少と全く無関係ではないが、農業全体、養蜂業全体の問題こそが大きな原因である。偏った不正確な情報に惑わされないように用心すべき。 となり”

[daizo3]

ふむふむ。