「英和辞書を肩の高さまで持ち上げる。手を放す。ぼとんと落ちる。なぜ?重力があるから?でも地球は回ってるんでしょ?遠心力とやらは何処へいった?近くにでっかい太陽もあるじゃん。なんで太陽に向かって落ちて行かない?海の水でさえ、月の引力ていどで満ち引きしてるのに。」 彼はそう言って白い天井を見つめた。まゆげを引きつらせながら怒っている。足元にはさっき落とした英和辞書。 「馬鹿じゃねーの?」 俺はそう言ってその場を後にした。後ろから彼の叫び声が聞こえる。 「馬鹿にしてんじゃねえよ!お前、絶対わかってねえって!」 ... > このページを見る
最終更新時間:
2008年08月31日23時42分









