京都に取材で出かけた。 阪急京都線西院駅近くでタクシーをつかまえようとしていた。時刻はちょうど昼時、西に向かう車線を走るタクシーは客が乗っている車ばかりだ。約束の時間は迫る。いらいらし始めたころ、視界のすみに、黒いタクシーが入ってくるのが見えた。反対車線から、Uターンしてきたのだ。 「見てました?」 乗り込んで行き先を告げた後、こう聞いてみた。にやりと笑って答えた。 「先をずっと見て、お客さんのほうに向かう車に全部客が乗っていることを確認して、Uターンしたんです」 できる。 赤信号で、車が止まった。運転手... > このページを見る
最終更新時間:
2012年01月30日12時48分








