僕は顔を失ったけれど、彼女は満足のようだった。 ただ彼女は、鏡を見て白痴のようにうっとりしているくらいしかできないし、像の中にあるかないかのようなシミやシワを見つけてはパニックを起こしているので、そのたびに僕は彼女を病院に運ばなければならない。 顔と身体を彼女に譲り渡してしまえば、僕は消滅するか、せいぜい彼女の肩に鬼太郎の目玉オヤジみたいに乗っかっているだけで済むようになると思っていたら、まるで消える気配がないのに驚いた。 それどころか、顔も声も奪われて手も足も出ない状況で、彼女のパニックを何とかしないと... > このページを見る
最終更新時間:
2010年01月27日04時04分
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- 何回も読んだ。ある人のことを思い出して、泣くなんて失礼かもしれないが泣けてきた。ごめんなさい。
- 「僕の家族は、これ以上一人も死なない。」








