私が幻想文学というジャンルを意識したのは、1978年、大学入学以後のことである。それ以前に、『指輪物語』や児童文学のメルヘン、SFに触れていたが、ジャンル意識というものはなかった。『指輪物語』は非常に孤立した、きわめて特異な小説だと考えていた。大学の図書室で初めて妖精文庫と幻想文学大系に触れ、これらをすべてひとくくりにする思想があることを知ったのだった。幻想文学というジャンルのイメージを決定したのは、国書刊行会の幻想文学大系であったろう。そして、幻想文学の中のサブジャンルとしてのファンタジーは、ハヤカワ文... > このページを見る
最終更新時間:
2012年02月08日09時03分








