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会話術
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鎌田 實(諏訪中央病院名誉院長) (『致知』2012月7月号 より) 僕が看取った患者さんに、 スキルス胃がんに罹った女性の方がいました。 余命3か月と診断され、 彼女は諏訪中央病院の緩和ケア病棟にやってきました。 ある日、病室のベランダでお茶を飲みながら話していると、 彼女がこう言ったんです。 「先生、助からないのはもう分かっています。 だけど、少しだけ長生きをさせてください」 彼女はその時、42歳ですからね。 そりゃそうだろうなと思いながらも返事に困って、 黙ってお茶を飲んでいた。すると彼女が、 「子供がいる。子供の卒業式まで生きたい。 卒業式を母親として見てあげたい」 と言うんです。 9月のことでした。 彼女はあと3か月、12月くらいまでしか生きられない。 でも私は春まで生きて子供の卒業式を見てあげたい、と。 子供のためにという思いが何かを変えたんだと思います。 奇跡は起きました。
佐々淳行(初代内閣安全保障室長) (『致知』2011年6月号 特集「新生」より) 阪神・淡路大震災の時も、神戸市民は実に立派でした。 略奪もないし、整然と行列をつくって 配給物資を受け取っていた。 八方から手が伸びて奪い合う場面はついぞなかったんです。 しかし、東北の避難民の方は、それ以上に立派でしたね。 もともと忍耐強い土地柄だし、とにかく市民のレベルが高い。 日本人のガバナビリティーは 世界に冠たるものがあると改めて確信しました。 僕が今度の震災で感じたことを一言で言ったら、 日本国民のガバナビリティー(被統治能力)の高さでした。 それで一つ思い出したのは、阪神・淡路大震災の時、 日銀の神戸支店長に遠藤勝裕という傑物がいたんです。 ジェット機が落ちたかと思うくらいの 轟音と激震に遭遇した直後、 自分がこの大災害に際して何をすべきかを考え、 「そうだ。俺の役割は町に紙幣を出すことだ」 と
渡辺和子(ノートルダム清心学園理事長) (『致知』2004年10月号 特集「わが心の先師先賢」より) 先日、私はある講演会で、 「実は私もキレそうになるときがあるのですよ」 というお話をしたところ、聴衆に大変喜ばれました。 修道者とはいえ、忙しいときの電話や思い通りにならないこと、 「どうして!」と、イライラすることがあるのです。 私はマザー(テレサ)から、キレそうなときに、 キレないですませる方法を教えていただきました。 あれは1984年11月に来日されたときのことでした。 岡山駅までお迎えにあがると、 辺りはテレビや雑誌の記者、一般の人で 黒山の人だかりができていました。 マザーがお着きになると本当に文字通り 「フラッシュの雨」が降ったのです。 その後、どこへ行っても、 「マザー、こっちを向いてください」 「次はこちらを」 とびっくりするほどたくさんの写真を撮られて……。 異国の地での
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