デカルト怪物説のリアリティ - 質問学

２０年も前ですが、大学生のとき映画の授業を受けたことがあります。そのときのテーマは1930年代から40年代にアメリカで流行したスクリューボール・コメディというジャンルで、講師は映画評論家でフランス文学者でもあるＨ先生でした。 映画から軽々しく教訓を引き出そうとする学生に対して「あなたは何も見ていない」と言い放ち、「まずスクリーンに何が映っていたか」を徹底して確認させる挑発的な授業進行には目からウロコが落ちる思いがしたものです。 そのＨ先生が、ある日唐突にこんなことを言いました。「デカルトは怪物です」。何の脈絡もなく突然そう言った気がするのですが、たぶん僕の記憶違いでしょう。ともかく「デカルトは怪物です」という謎めいたフレーズだけが、２０年経った今も僕の脳裏に焼き付いているのです。 さて、先週の記事「木の描き方とロジックツリー（２）デカルトによる４つの規則」で、ぼくはこう書きました。 未解決

[fromAmbertoZen]

「そのＨ先生が、ある日唐突にこんなことを言いました。「デカルトは怪物です」。何の脈絡もなく突然そう言った気がするのですが、たぶん僕の記憶違いでしょう」