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鬼のアンソロジー『鬼譚』
夢枕獏が選んだ、「鬼」の作品集。 今昔物語集から手塚治虫まで、鬼にまつわる傑作をジャンルオーバーで... 夢枕獏が選んだ、「鬼」の作品集。 今昔物語集から手塚治虫まで、鬼にまつわる傑作をジャンルオーバーで蒐集している。読前読後で、「鬼」に対する観念が、広がり膨らみ覆る。地獄で活躍するモンスターとしての鬼のイメージよりも、むしろ普通人の中にひっそりとたたずんでおり、何かの拍子で具現化し、その人を飲み込んでしまう感情や運命として考えると面白い。人は、"魔が差す"のではなく、"鬼に成る"のだ。 たとえば、人を喰らう鬼婆伝説をSFに仕立てた手塚治虫『安達ヶ原』が良い。安達ヶ原の物語は有名だが、これをロケットと人工冬眠の未来世界に適用し、さらにもうひと捻りする展開はさすが。鬼の中に人を見て、自分の中に鬼を見る思いがする。 倉橋由美子『夕顔』は、源氏物語を踏まえているものの、現代ミステリとも上質の怪談とも読めてしまう。痴情のもつれが女を鬼にすることは、どの時代も一緒なのかもしれぬ。だが、白い花弁を人の顔に