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おみそ汁
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将棋世界2013年1月号をパラパラとめくっておりましたら、詰将棋サロンに、藤井聡太 (現奨励会1級) の名を発見しました! 藤井聡太1級は杉本昌隆七段門下の現在11歳 (!)。先日1級への昇級を果たしました。11歳での1級昇級は豊島将之七段以来らしいです。第10回詰将棋解答選手権で5位の成績を修めたこともあり、将棋好きにはすでによく知られた存在のようです。 作品は以下。7手詰です。 この問題は限定打 (飛び道具 (飛車、角、香) の打ち場所で、その場所以外は詰まない時に、その場所に打つこと) が2回出てくるところがポイントで「短手数ながら見応えある手順」(村田顕弘五段) と評されています。 藤井1級の今後の活躍に期待です!
昨日も取り上げましたニコニコ動画での第3回将棋ウォーズ名人戦 最終日 生中継での電王戦の話についてです。「ponanzaの圧勝を予想していたが、思ったような展開ではなかった。その原因は序盤にあり、序盤を定跡通り指せば、さらにコンピュータは強くなる」と考える大平五段に対して、山本一成さんが自身の考えを述べているところです。 --------- 山本「(コンピュータは)横歩系統が弱いんじゃないか、とか…横歩取りとか角換わりが、コンピュータと戦うとき良いんじゃないか、っていう人が多いんじゃないですかね、今だと」 山口「では、またそれを山本さんとしては、研究したりするんですか」 山本「でも、どうしたらよいか…そう聞いてもどうやって対応すれば良いか難しいですね。つまり、横歩取りで、例えば△6二玉って指すのが悪手だとしても、評価関数のどこをどういじったら△6二玉って指さないようになるのか、というのはプ
前回の続きです。挑戦者の筋違い角に対して、Ponanzaが銀を繰り出します。そこで、山本さんは「Ponanzaは銀ばさみを食らう可能性がある」と指摘します。どうやら、銀ばさみを理解するのはコンピュータにとって、そう簡単なことではないようです。 --------- 筋違い角 山本「筋違い角で始まった将棋なんですけど、どうでしょうか、形勢は」 斎藤「あのですね、筋違い角に下(先手)側が居飛車にするのは少し珍しいかなと思いますね。振飛車模様にすることが多くて。 それはなぜかというと、▲3四角と筋違い角をした後の角を収納する場所の問題なんですけど、今は5六ですけど、6七とか7八に引くことが多くて、今ちょっと多分引かずに指そうとしてはると思いますけど、そうなると、角がいる側に玉を囲うと狙われやすいというか。 よくある格言は『玉飛接近』は良くないってありますけど、角でも同じことが言えるので、角を左側に
前回の記事では、斎藤慎太郎五段が、豊島七段-YSS戦を参考に、コンピュータに勝つには中盤を省略した戦いが有力だという説を展開してくれたのを紹介しました。では、なぜ「中盤」なのか。番組の中で、人間にとっての中盤の難しさを山本一成氏が語ってくれておりましたので、そちらをどうぞ。 --------- コンピュータの中盤の強さ 人間の中盤の弱さ 山本「中盤と終盤の話なんですけれども、コンピュータと人間って、コンピュータは読むところと評価するところ、探索と評価関数があると思ってるんですけど。人間って読むところと評価するところにもう一個、戦略を立てるみたいな、もっと大きな分野があって。 戦略っていうのは、ひとつは、例えば、豊島先生が横歩取りを選んだほうが良いとかありますよね。逆に、コンピュータが中盤が強いっていうのは、恐らくなんですけど、わたしの認識だと、指針が立てにくいんじゃないかなと思ってて、人間
先日からの「電王ponanzaに勝てたらノートパソコンプレゼント! 挑戦者求む![ドスパラ大阪・なんば店]」の書き起こしをきっかけに、このblogへのアクセスが増えて、大変ありがたいです。 将棋ソフトLabyrinthusの制作者香上智さんが、居飛車筋違い角でponanzaに挑戦された際、▲2二角不成と指したことをきっかけに、ponanza開発者の山本一成さんが、コンピュータ将棋ソフト開発の苦労と、不成にまつわるルール作成と探索について語ってくれています。 --------- コンピュータを迷わせる角不成 山本「(香上智さんは)同業者の方で…去年から(コンピュータ・将棋ソフトを)作られたんですけど、あっという間に作っちゃって…コンピュータ・ソフトをちゃんと動くようにするのって、簡単そうに見えて、結構大変でですね」 斎藤「難しいと思いますよ、それは」 山本「結構阿呆なことも…王手されて、それ
2014年4月6日にニコニコ動画で「電王ponanzaに勝てたらノートパソコンプレゼント! 挑戦者求む![ドスパラ大阪・なんば店]」という番組で放送されました。番組開始前に挑戦者が5人しか集まらなかったということで冒頭から冷や冷やしましたが、番組自体はとても面白いものでした。 今回は参加者が少なかったこともあり、番組の前半は一局をじっくり観戦しながら、斎藤慎太郎五段と山本一成さんが解説されました。「電王ponanza (ノートPC) に勝てたら100万円!」の際は同時に3局指されており、展開が早かったですが、今回は比較的落ち着いた内容でした。 最初の挑戦者は、森下システムでPonanzaに挑みました。対するPonanzaは雀刺しで挑戦者に襲いかかります。斎藤慎太郎五段の森下システムの解説が非常に勉強になりましたので、書き起こしてみました。長いので、数回に分けて掲載いたします。(なお、発言は
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