笑いについて論じた『今夜、笑いの数を数えましょう』の著者いとうせいこう、演劇系コントの舞台明日のアーを主宰する大北栄人、オモコロや小説家 品田遊としても活動するダ・ヴィンチ・恐山。笑いを愛する文系メガネ3人が笑いについて大真面目に考える。 前回の記事では大北が発見した新理論「エラー発見の報酬」を中心にしたが、今回はいとうせいこうが中心となり、笑いの仕組みと方法論を明らかにしていく。私たちはどうやって笑っているのか? (写真:明田川志保 ライター:張江浩司 タイトルデザイン&図:よシまるシン) ⇒前編はコチラ 恐山「明日のアーの笑いって、「そのボケが何を指しているのか」を理解するまでにちょっと時間がかかるというか。「はてなブックマーク」を毎日見てる人じゃないとわからないボケがあったりするじゃないですか」 大北「あ~、初期は特にそうです。日常で話している言葉と舞台上の冗談に乖離があるのが気持ち