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Linux Foundation、Redisをフォークした「Valkey」プロジェクトを始動 ―BSDライセンスでオープンソースとして提供 Linux Foundationは2024年3月28日、Redisに代わるオープンソースの新しいインメモリキャッシュストアシステム「Valkey」のコミュニティを立ち上げ、開発を行うことを発表した。 Linux Foundation Launches Open Source Valkey Community -linuxfoundation.org valkey : A new project to resume development on the formerly open-source Redis project. We're calling it Valkey, like a Valkyrie. -GitHub We are excited
Ubuntu Weekly Recipe 第806回Ubuntu 24.04 LTSの開発版をVisionFive 2のM.2 NVMeストレージにインストールする 「VisionFive 2」はStarFive Technology製のRISC-Vシングルボードコンピューター(SBC)です。今回はこのVisionFive 2のM.2 NVMeストレージにUbuntuの最新開発版である24.04(noble)をインストールしてみましょう。 2種類存在するUbuntuインストーラー VisionFive 2については、これまでにも次の回で紹介してきました。 第752回:「RISC-VのシングルボードコンピューターであるVisionFive 2を使ってみる」 第753回:「VisionFive 2でriscv64なUbuntuを動かす」 これらの記事が公開された2023年3月時点では、Ubun
2024年2月9、10日、広島国際会議場(広島)にて、YAPC::Hiroshima 2024の前夜祭・本編・懇親会が開催されました。 コロナ禍を過ぎて、再び完全オフラインでの開催となったYAPC::Japan。初めて中国地方・広島での開催となり、本編参加者には過去最大規模の448名の参加者が集まり、改めてYAPCというコミュニティが持つ熱量の大きさ、技術を楽しみたい人たちの期待を体感できる場となりました。 写真 多くの来場者が足早に本編受付を行った(写真提供:Japan Perl Association) 今回は本編の会場:厳島(ダリア)のセッションを中心に、その模様をお届けします。 「what you like」の気持ちで――オープニングメッセージ オープニングを担当したのは広島在住の@chanyou0311氏。 写真 「ようこそ広島へ!!」のメッセージで本編が開幕(写真提供:Japa
それぞれのツールに関する詳しい説明は本記事では行いません。詳しく知りたい方は、ツール名のリンクから公式ドキュメント等を参照してみてください。 上記の表に挙げたツール群にはそれぞれに特徴があります。pyenv、venv、pipのように単一機能に特化したものから、Condaのようにデータサイエンスや機械学習プロジェクトで使用される複雑なパッケージの依存関係や環境管理をサポートするツール、PoetryのようにPythonパッケージインデックス(PyPI)への公開をサポートするツールなど、開発シーンに合わせて選択することができます。 uvとは uvは2024年の2月中旬に発表されたばかりの新しいパッケージ管理ツールです。Rustで書かれており、ここ最近で飛躍的に使用されるようになったRust製のPythonリンター&フォーマッター「Ruff」を開発しているAstral社によって提供されています[1
本連載では分散型マイクロブログ用ソフトウェアMisskeyの開発に関する紹介と、関連するWeb技術について解説を行っています。 今回はMisskeyのチャート生成機能のバックエンド実装(チャートエンジン)について解説します。 チャートとは Misskeyのチャート機能は、サーバー上で発生した様々な種類のイベントの推移をグラフやヒートマップ等でグラフィカルに表示できる機能です。 チャートの例。ギザギザしているのは、深夜は人が少なくなるから チャート表示できる情報には、例えば次のものがあります。 アクティブユーザー数の推移 投稿数の推移 連合しているサーバー数の推移 このようなサーバー全体の情報だけではなく、他にも「ユーザーごと」や「連合しているサーバーごと」の情報も集計できます。例えば以下の情報を表示できます。 あるユーザーのフォロワー数の推移 あるユーザーのプロフィールページのPV数の推移
本記事ではVivliostyle用のMarkdownとして開発されている、VFM(Vivliostyle Flavored Markdown)について解説します。 MarkdownとGFM、VFMの関係 構造化された文書を記述するためのマークアップ言語としてHTML/XMLがあります。これらは優れた表現力を持つ反面、記法として手動で書くには煩雑です。この課題を解決するための簡潔なマークアップ言語として、Markdownが登場しました。 以下はHTMLとMarkdownで同じ文書を記述した比較例です。 HTML <h1>Title</h1> <p>The quick brown fox jumps over the lazy dog.</p> Markdown # Title The quick brown fox jumps over the lazy dog. MarkdownはHTM
Threadsがfediverseへの統合機能をベータ版として提供開始 ―Mastodon、Misskeyなどと投稿共有可能に Metaは2024年3月21日、同社のソーシャルサービスThreadsでfediverseへの投稿やプロフィール共有などが可能になったことを発表した。これはベータ版エクスペリエンスの一環で、米国をはじめいくつかの国で公開プロフィールを持つ18歳以上のThreadsユーザーが、Threadsへの投稿を他のActivityPub準拠サーバーで共有することが選択可能となった。 Threads has entered the fediverse - Engineering at Meta Threadsとフェディバースについて | Instagramヘルプセンター Threadsでフェディバースでのシェアをオンにする | Instagramヘルプセンター fedive
Java 22リリース ――Project AmberやProject PanamaのスタンダードJEPを含め12のJEPsがアップデート。そして、2025年のJavaOneがベイエリアで開催 2024年3月19日(米国時間)、米Oracle CorporationはJava最新版「Java 22」をリリースした。 12のJEPsによるアップデートと改良 Java 22は、これまで開発が進められてきたProject PanamaやProject Amber、Project Loomなどの各プロジェクト、また、コアライブラリやツールに関して、計12のJEPs(JDK Enhancement Proposal)のアップデートが行われた。 今回の発表に際し、記者向け説明会が行われ、米Oracleより、Vice President, Software Development(Java
Redisがライセンスを変更、BSDライセンスからRSAL/SSPLデュアルライセンスに Redisは2024年3月20日、次のバージョン(Redis v7.4)以降、これまで採用してきたBSD 3条項ライセンスから、RSALv2(Redis Source Available License)もしくはSSPLv1(Server Side Public License)のいずれかを選択するデュアルライセンスに移行することを発表した。 Redis Adopts Dual Source-Available Licensing | Redis Today, we announced that all future versions of Redis will be released with source-available licenses. Starting with the releas
高性能・高効率なAIチップ“MN-Core 2”の設計アプローチ ――Preferred Networksによる新しいハードとソフトの役割分担 Preferred Networksという企業 Preferred Networks社(PFN)は2014年に創業した深層学習技術を軸とした企業です。PFNが開発したChainer(PFNは2019年にChainer(チェイナー)から PyTorchに移行すると発表し、開発を終了した)は、このころに深層学習を試した人にはなじみ深いツールでしょう。2017年にトヨタから105億円の出資を受けたり、Green500に何度も選出されたりと、深層学習関連ではトップランナーの1つと思います。 筆者は2023年の12月にPFNを訪問し、土井裕介氏(計算基盤担当VP)に取材する機会を得ました。土井氏は早くからPFNに参加したスタッフの1人でもあり、アーキテク
GitHub、コード自動修正機能「code scanning autofix」のパブリックベータ版を提供開始 GitHubは2024年3月20日、GitHub CopilotとCodeQLを利用してコードの脆弱性をスキャン、自動修正する「code scanning autofix」の機能がGitHub Advanced Securityユーザ向けにパブリックベータ版として利用可能となったことを発表した。 Found means fixed: Introducing code scanning autofix, powered by GitHub Copilot and CodeQL -The GitHub Blog Meet code scanning autofix, the new AI security expertise now built into GitHub Advanc
Microsoft、次世代高速キャッシュストアシステム「Garnet」をオープンソースとして公開 Microsoftは2024年3月18日、同社の研究所が開発を進めてきた次世代の高速キャッシュシステム「Garnet」をGitHub上でオープンソースとして公開した。 Introducing Garnet – an open-source, next-generation, faster cache-store for accelerating applications and services -Microsoft Research Blog Garnet is a cache-store system that addresses growing demand for data storage to support interactive web applications and se
Ubuntu Weekly Topics Ubuntu 24.04 LTS(noble)の開発 / Ubuntu 24.04 Testing Week、CanonicalとUbuntuの20周年 noble(Ubuntu 24.04 LTS)の開発 / Ubuntu 24.04 Testing Week nobleの開発が進められ、Ubuntu 24.04 Testing Weekが開催されました。Testing Weekはその名前の通り、一週間かけたテストのための時間です。今回のTesting Weekでは、次の点が特に「テストしてほしい」ポイントとして挙げられていました(これらはおおむね「24.04で注目されるべき機能」とイコールです)。 新しいデスクトップインストーラーと、そのautoinstallとZFS+LUKSによるディスク暗号化。 既存のバージョンからのアップグレード
意外にも知られていない事実かもしれません。 Wear OS 3からは、Googleがスマホとの接続アプリを提供しておらず、スマートウォッチの製造メーカが提供するようになりました。たとえば、GoogleはPixel Watch用の接続アプリを提供しており、SamsungのGalaxy Watchも同様です。どちらもiOS用の接続アプリは提供していません。 Wear OS 2では、Googleが接続アプリを提供していて、iOSをサポートしていました。これまでの感覚でWear OS 3のスマートウォッチを購入すると、がっかりすることになるので注意が必要です。 英Future plcが運営するWebメディア『TechRadar』が、iOSのサポートがなくなった理由をSamsungのグローバル製品企画ディレクターに質問したところ「Androidと同じレベルの体験をiOSでは提供できないため」と答えた
今回は、前回(第216回 MySQL ShellでMySQLをJavaScriptを使って操作してみる)で紹介させていただいたMySQL Shellを使ってJavaScriptで操作する方法を、引き続き紹介したいと思います。 検証環境 今回はDockerで建てたMySQLを使用します。以下のコマンドでDockerを建ててローカルからアクセスをします。 % docker run --platform linux/x86_64 -p 127.0.0.1:3307:3306 -e MYSQL_ROOT_PASSWORD=my-secret-pw -e MYSQL_USER=kk2170 -e MYSQL_PASSWORD=my-secret-pw -d mysql:8.0.36 今回も前回や第214回と同様に、DockerのイメージにあるMySQL Shellを使用して接続をしていきます。まずは
3月も半ばになり、暖かい日も増えてきました。これだけ暖かくなってくると、ちょっとしたアプリで少し特殊なネットワークフレームを流したり、普段使わないネットワークプロトコルを試したくなりますよね。でも本番環境でそれをやってしまうと、変質者としてしかるべき場所に通報されてしまいます。そこで今回は他人に迷惑をかけずに隔離されたネットワークテスト環境を構築できる「mininet」を使って、お縄にかからないようにしてみましょう。 Open vSwitchとネットワーク名前空間で気軽にテスト環境を構築する Linuxカーネルには「ネットワーク名前空間(netns)」という機能があります。これはホストや他のコンテナから隔離された環境でネットワークインターフェースを作成し、操作できるようになる仕組みで、特にLinuxのコンテナ系ツールで使っている基礎技術のひとつです。 Ubuntuだと「ip netns」コ
Linux Daily Topics Linux 6.8リリース、メインラインのGitオブジェクト数はまもなく1000万に Linus Torvaldsは2024年3月10日(米国時間)、「Linux 6.8」の正式版を公開した。通常のカーネルサイクルと同様に開発期間に約2ヵ月、7本のリリース候補版を経ての公開となる。 Linusはリリースにあたって「いくつかの作業に行き詰まりはあったが、リリースを予定より遅らせる理由は何もない。Linux 6.8はすべての点で平均的なリリースで、新しいファイルシステムやアーキテクチャの採用はない。目立つことといえば、Gitオブジェクトの数が1000万未満となる最後のメインラインカーネルになることくらいかな。オブジェクトの数は999万6,000個に達しており、linux-nextツリーではすでに超えている。もっともすばらしくキリが良い数字という以
Bluesky、AT Protocol開発助成金を発表 ――招待制廃止、連合機能の実装に続き、オープンな開発エコシステムによる成長がさらに加速 2024年3月6日、分散型SNS「Bluesky」は、同サービスの根幹となるオープンプロトコル「AT Protocol」の一層の開発拡大・促進を目指すために、AT Protocol開発を対象とした助成金を発表した。 開発促進のエコシステムとしての助成金 Blueskyは、2023年1月にiOS/Android版アプリとしてリリースされた分散型SNSの1つ。元々、Twitter共同創業者の1人であるJack Dorsey氏らが集まって始まったプロジェクトで、リリース当初は招待制のSNSとして、熱量の高いユーザを中心に限定した中でサービスが動いていた。 その後、後述のように招待性が廃止、さらにBlueskyの注目機能の1つである連合機能の実
Linux Daily Topics Fedora 41ではX.Orgセッションをデフォルトから削除へ ―加速するX.Orgからの脱却 GNOMEのウィンドウマネージャとしてWaylandコンポジタのMutterが普及するにしたがい、長くディスプレイサーバのデフォルトであったX.Orgが使われるケースは徐々に少なくなっている。2022年4月にリリースされた「Ubuntu 22.04 LTS」でWaylandがデフォルトとなってからはその流れがさらに加速しており、これまでWaylandとX.Orgの両方をサポートしていたディストリビューションも次々とWaylandオンリーにサポート方針を変更している。 2023年4月に「Fedora Linux 40」のリリースを予定しているFedoraプロジェクトもまた、X.Orgからの脱却をより進めていく姿勢を明らかにしている。Ferora Workst
Ubuntu Weekly Topics Ubuntu 24.04 LTS(noble)の開発 / Ubiquityの去就の検討と新世代の「ネットワークブート」環境 noble(Ubuntu 24.04 LTS)の開発 / Ubiquityの去就の検討と新世代の「ネットワークブート」環境 nobleでは新しい実装のインストーラーのみが搭載される予定でしたが、「既存のインストーラー(Ubiquity)を残してほしい」という議論が開始されています。軸となっているのは「oem-configが利用できないのでArmで困る」、「EdbuntuではRaspberry Pi用ビルドでoem-configを利用するのできわめて困る」というものです。現状では結論には至っていないものの、Ubiquityを削除する動機となっている古代のwebkitgtk 4.0を何とかするという措置が行われる必要がある
AMDは強力なGPUを内蔵したCPUをAPUと表現しているので、ここではそれに則ります。 パーツ選定のポイントはメモリーです。型番からはわかりにくいですが容量は64GBです。速度(周波数)は6000MHzで、このくらいが価格とパフォーマンスのバランスが取れているのではないでしょうか。 オンボードGPU(iGPU)を使用するなら、マザーボードにディスプレイ出力ポートがいくつあるのか気を配ってから選定すべきです。筆者は2個(すなわちディスプレイ2枚接続)必要なのにHDMIポートが1つしかないマザーボードを選択し、買い直すことになってしまいました。 この表と同じ構成にすることはないでしょうが、正直全くおすすめしません。というのも、B650I AORUS ULTRAはどうも正面から見てやや右側にCPUファンの取付穴があるらしく、通常のケースであれば今回のように12cmファンを積んだCPUファンにす
2024年3月6日紙版発売 2024年3月6日電子版発売 阿部圭一 著 四六判/160ページ 定価1,980円(本体1,800円+税10%) ISBN 978-4-297-14067-0 Gihyo Direct Amazon 楽天ブックス ヨドバシ.com 電子版 Gihyo Digital Publishing Amazon Kindle ブックライブ 楽天kobo honto この本の概要 データサイエンスや人工知能への関心の高まりとともに,データを読み取る能力の重要性が高まっています。データサイエンティストでなくても,「最近行った販促活動は売上につながっているのか」「広告や報道,SNSに出てくるグラフの読み取り」「ネットの情報の真偽を確かめる」など,私達は仕事や日常で多くのデータを扱っています。 本書は,数学が苦手な人にも馴染みやすい身近な例からデータに関する基本を学び,数字に強く
本連載は、Google Cloudのアプリ開発とDBプロダクトにおけるスペシャリスト達が、Google Cloudプロダクトを利用した、クラウドネイティブな開発を実践する方法を解説しています。 第5回の今回は、Google Cloudのサーバーレス製品を活用したアーキテクチャに焦点を当て、アプリケーション開発における実装パターンを実践的ないくつかのユースケースにあわせて紹介をします。また、サービスの選定にまよったときの判断のポイントも紹介します。 基本のアーキテクチャパターン まず最初に、クラウドアーキテクチャセンターを紹介します。Google Cloudでワークロードをビルドまたは移行するためのリファレンスアーキテクチャ、ガイダンス、ベストプラクティスがまとまっているページです。クラウドのアーキテクチャを検討する際に、こまったらここを参考にするとヒントが詰まっています。 Webアプリケー
Ubuntu Weekly Topics Ubuntu 24.04 LTS(noble)の開発 / Feature Freeze後の試行錯誤、22.04.4 LTSのリリース noble(Ubuntu 24.04 LTS)の開発 / 初期インストールソフトウェアの変更 nobleはFeature Freezeを過ぎて、ここからは「品質を高めるため」の時間に入ります。 もっとも、UbuntuではFeature Freezeは「以降は新機能の投入に審査が必要になる」という意味しかなく、これ以降の仕様が動かないわけではありません。実際に「デフォルトではゲームをインストールしないようにするのはどうだろう」といった提案やインストーラーのユーザビリティテストが行われており(テストを行うということはつまり、悪い箇所があれば画面遷移等を見直す=機能的な変化が生じるということです)、GNOME Te
チャット型ソフトウェアからAIアシスタント型ソフトウェアへの変化 OpenAIが発表したChatGPTの登場から、一年以上が経とうとしています。ChatGPT API公開後の初期段階では、人間とAI(特にここでは大規模言語モデル)との単純な対話を提供するソフトウェアが中心でした。しかし今では、OpenAI GPTs(以下GPTs)やMicrosoft Copilot(以下Copilot)を代表とする、AIによる外部データへのアクセスやAPI通信によって人間を支援する「AIアシスタント型」のソフトウェアが台頭してきています。 GPTsは、ユーザー自身が好みのAIアシスタントを制作できる仕組みです。ChatGPTは汎用的な仕組みのため、特定の業務を行わせようとすると、役割や前提を含んだ長々としたプロンプトを入力する必要がありました。その点でGPTsは、AIに対する指示だけでなく、AIが参照可能
WEB+DB PRESS休刊に伴い、今回からWeb上で連載を継続させていただくことになりました。今後とも何卒よろしくお願いします。さて、あらためて本連載の最近の連載のテーマを振り返りますと、それは「信頼性の高い実行結果に短い時間で到達する自動テスト群を組み上げ、ソフトウェアの成長を持続可能なものにする」となります。今回はそのなかから「実行結果」に光を当てます。 多くのテスティングフレームワークには実行結果の出力フォーマットを変更するオプションやプラグイン機構があり、自動テストはその実行結果を様々なフォーマットで出力します。それらテストの実行結果は「情報」であり、情報の役割とは意思決定と行動を促すことです。テストの実行結果が促す行動とはデプロイ、マージ、コードの修正などです。今回は、そのようなテスト実行結果出力の種類と目的についてまとめます。 信号機としてのテスト出力 意思決定から行動へつな
2023年3月17日,Reactの新しい公式ドキュメントが公開されました。その公式ドキュメントのなかでも特に筆者の目にとまったのは「Start a New React Project」という冒頭のセクションです。そこには「新しいWebサイトをReactで構築したい場合は,Reactベースのフレームワークを採用することをお勧めする」と明記されており,本書のテーマである「Next.js」が筆頭に取り上げられています。 Next.jsは年々採用実績が増しているフレームワークです。本書を手に取られた方のなかには「すでにプロダクトに採用している」という方も少なくないでしょう。本書の執筆を始めた2023年春現在,Next.jsは大きな転換期にあります。新しく導入された「App Router」はこれまでの実装パターンを覆すものであり,これからどのように開発を進めればよいのか,誰もが手探りの状況といっても
この本の概要 最新のNext.jsを現場で使うために実践的な知識を詰め込んだ一冊です。フレームワークの基礎はもちろん,パフォーマンスを上げるための知識や関連ライブラリまで,詳細なサンプルコードをもとに解説していきます。 こんな方におすすめ 最新のNext.jsに入門したいエンジニアやNext.jsに多少の経験があるが,より良い使い方を知りたいエンジニア 第1章:Next.jsの基礎 1.1:Next.jsプロジェクトの始め方 1.2:アプリケーションのルーティング 1.3:SPAならではのナビゲーション 1.4:ネスト可能なレイアウト 第2章:Server Componentとレンダリング 2.1:Server ComponentとClient Component 2.2:Server Componentのデータ取得 2.3:動的データ取得と静的データ取得 2.4:Routeのレンダリング
前回の記事で、「ユーザー数」や「セッション数」はGA4でもとれますが、UAとは計算方法が異なるということをお話しました。まずはこれに慣れていかないといけないということになりますが、違いを知っておいたほうがよい数字がもう少しあります。 それが、「直帰率」と「離脱率」です。今回の記事ではこれにフォーカスを当てます。 「直帰率」と「離脱率」はGA4で見ることができなくなるの? 「直帰率」と「離脱率」って、UAではめちゃめちゃ大事な数字でしたよね。UAのレポートの、行動>サイトコンテンツ>すべてのページを見ると、こんな項目が出ています。これを見て「うわ、直帰率高すぎ……?」とドキドキしたものです。 ところが、GA4では通常のレポートでは「直帰率」「離脱率」といった数字が出てきません。以下がGA4のレポート>エンゲージメント>ページとスクリーンを選択した状態です。ほぼ同じような趣旨の画面ですが
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