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【梅田望夫観戦記】 (4) 昼食休憩、佐藤康光棋王の局面解説
解説役の佐藤康光棋王に、昼食休憩、28手目△4四銀の局面での「5級向け解説」と「初段向け解説」と「... 解説役の佐藤康光棋王に、昼食休憩、28手目△4四銀の局面での「5級向け解説」と「初段向け解説」と「五段向け解説」をお願いした。以下、佐藤棋王の言葉です。 「5級向け解説」 陣形をみてわかるとおり、先手渡辺竜王は玉を▲7七銀▲7八金▲5八金でしっかりと玉を守っています。「玉の守りは金銀3枚」というのは将棋の格言通りです。あと攻める駒が右辺ですね。守り駒が左辺、攻め駒が右辺。後手の羽生挑戦者のほうの陣形は、まだちょっと微妙なところなんですね。なんというか、基本的に、相手の攻めを見て反撃するので、はっきりした守り駒攻め駒という区別はついていないです。……これ、五級向けになっているかな? でまぁ、渡辺さんとしては攻め込みたいんですけれども、こういうときは▲1五歩、△同歩、▲同銀といきます。数の攻めですから、銀を前に進ませるには、▲3五歩は同歩とただで取られてしまって、それ以上は前に進めないですね。
2008/10/19 リンク