物語は現実を書き換える - 狐の王国

最近のマスメディア批判に、「物語を作る」というものがある。科学報道ひとつとっても、その研究実績ではなく研究者の人物像やその背景にある物語を報道する。実際には研究実績も報道されてて、そちらはあまり大きな話題になりにくいだけなのだけれども。 そういう批判に対して、違和感はあった。もちろん研究実績について語られる記事は重要な情報だし、その実績が人物像に左右されるのはよくない。野口英世がどんだけ大酒飲みの金にだらしない男であろうとも、彼の実績は実績であり偉人なのである。 だが物語性を否定する気にはなれなかった。どんな人にもその人なりの物語がある。その物語を伝えることに価値がないとは思わない。 ちょうど、こんな記事が出ていた。 治らない病気を診ることが医学の神髄だ――人はナラティブによって生きている たいへんおもしろい記事で、WHOの健康の定義に異を唱える医師の新たな健康への取り組みの話である。 で

[njamota]

「認識を書き換える力が、物語にはある」その力と、物語を排して現実と格闘し状況を改善して行く力と、どちらも「少しでもよい未来のために」必要だと思う。"その二つを見分ける知恵を与え給え"ってやつだ。

[dgwingtong]

STAP細胞というナラティブ

[imatac]

おもしろい。確かにアジア的かもなー。

[bern-kaste]

帰ったら言及して記事作りたい

[takahiro_kihara]

一方、せんとくんはナラティブを奈良的と解せよ！と怒っております。http://livedoor.blogimg.jp/manguhsai/imgs/f/e/feb43a2f.jpg

[mumero]

物語が陳腐なことに対する苛つきと、物語に他人を当てはめてその人を束縛したり物語を自分に当てはめてキレイな認識だけして問題から目をそらしたりって事が問題では。堕落してav嬢なったのに違う物語でとかなんとか

[SasakiTakahiro]

認識を書き換える力が、物語にはある。

[dekaino]

最近「ナラティブ」なる概念が流行っているの? 英単語の"narrative"とはだいぶズレたカタカナ語として?! まぁ"Sushi"と「寿司」の違いもすごいからな。現実を放置して物語だけ書き換えてもそれは「現実逃避」だよね