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おみそ汁
mah-sokosoko.hatenablog.jp
2015-07-13 誰もが孤独じゃなく 誰もが不幸じゃない 散文 昨日あたりからとても暑く、各所で猛暑日となっているらしい。 今日は友達と海へ行く予定だったのだけれど、友達が暑さでバテてしまい行けないと連絡がきたので、一人で海へ行くことにした。 横浜市に住んでいるから海は身近だ。職場も市内なので仕事帰りにいつでも山下公園やみなとみらいには寄ることができる。あえて「海へ行く」なんて言わなくてもいつでも側にあると言えばある。 でも今日は横須賀まで足を伸ばした。京急で終点の三崎口までぼんやりと車窓から景色を眺め、BGMはミスチルの「REFLECTION」で。三崎口からさらにバスで30分。荒崎という土地へ。 普通の漁村。海辺の街並みはどこもそんなに変わらないなと思う。金沢の柴漁港や野島なんかを思い出す。普通の住宅があったり、船が停泊していたり、訳のわからないものが錆び付いてたり。 当然トンビ
2015-07-06 第5回7月「短歌の目」 虫ケラ以下だ 短歌 今月も参加しマッス。今月難しかったっス。ウッス。 2015-07-01 - はてな題詠「短歌の目」tankanome.hateblo.jp 1.手帳 赤い手帳 びっしり幼い字で日記 世紀の恋をしてるかのような 2.花火 ぼくらなら 花火みたいな一瞬のこの命さえ永遠にする 3.虫 ゴミクズだ 虫ケラ以下だ 戦犯だ 深みにはまるスプラトゥーン沼*1 4.白 1か0 白だか黒だかわからない 曖昧模糊の混沌の生 5.アイス 帰り道 寄り道コンビニ二人きり アイスも溶ける ぼくの右側 6.プール 右左 ただそれだけを繰るプール 意識の水面(みなも)に飛び込んでいく 7.すず のーせんきゅー いえすずぁっつらい はぁ辛い 行きつ戻りつ旅は続いてく 8.アンタレス 「みんなの」は無理でもひとり君だけの 幸せを願う 燃えろ
2015-06-03 第4回「短歌の目」傘を回して世界から隠る 短歌 今月も参加します。季節感無視した歌が一個あるけど気にしないでください…。2015-06-01 - はてな題詠「短歌の目」tankanome.hateblo.jp 1.青 でたらめに色塗ったような群青の空にカモメの群れが飛ぶ頃*1 2.梅 梅ねりを食べ過ぎ太った君の顔 悪くもないよもっと笑えよ 3.傘 くるくると下校途中のランドセル 傘を回して世界から隠る 4.曲がり角 そこかしこ罠しかけられた曲がり角 こっちだぜって覚悟決め行く 5.しそ あれが嫌これも苦手だとくにしそ 料理の幅が狭まるんですがそれは……*2 6.紫陽花 額紫陽花咲き乱れたる借景に ひしめく都会も悪くはないぞと 7.つばめ ビヤビヤと鳴いてたつばめがチュピギリと大人の声で巣立つ晴天 8.袖 腕まくり 袖から伸びるきみの腕 まるで昔の父のよ
2015-05-23 可能性としての自分としての他人 散文 子供の頃、よく考えた。どうしてわたしはわたしで、あの子じゃないんだろうと。そういう考えにふけっていた記憶として一番古いのは小学校二年生くらい。そのときは、「わたしはたまたまわたしなんだから、目をつぶったらあの子だった人生に乗り替わってる可能性がある」と本当に信じていて、でも目をつぶっても自分は自分のままで落胆したものだった。そのうち、「自分とあの子が入れ替わった瞬間にあの子の意識は自分の意識になっちゃうんだから、もし入れ替わってもそれは分かるわけないんだ」と考えるようになった。これが小学三年生くらい。 この考え方は非常に便利で、何か家で嫌なことがあったとき、学校でつまらないことで友達に泣かされたとき、「あの子と入れ替わった」ことにしてしまえばまあなんとなくいいやって気持ちになれた。わたしの意識になっちゃったからわたしはわたしのまま
2015-05-17 からっぽ 日々 初夏が無くて夏になった。異論は認めない。北海道では既にリラ冷え*1しているらしいのでもう夏の入り口なのだ。梅雨はこなくていい。 それはそれとして。 ゆずで「からっぽ」という曲があってわたしはその曲が好きでとくにタイトルの「からっぽ」が入る「からっぽになったのにー」のメロディがとても好きでふとした瞬間に口ずさんだりする。 けれど こんなにもからっぽになったのに 僕は歩き出した こうしてそこそこアクセスのあった前のブログをぶん投げて新しくブログを開設してみたところで、別に書くことなんて何も無い、そう、からっぽだなあと最近はよく思う。 たとえばわたしは嵐が好きだけれどジャニオタとして語れるような知識も経験も無いし、たとえばわたしはミスチルやバンプやピロウズやグレイプバインの曲なり歌詞なりを心から愛しているけれどもそれについて深く体系的に語れるようなメタ的な
2015-05-11 死のうと決めた人にかける言葉はあったのか 散文 twitterで遺言めいたツイートをしていたフォロワさんが本当に水に入って死んでしまった。 昨日の夜中にそのことを知って(親族の方がツイートしてくださったので)、それからずっと考えてる。 彼が亡くなるおそらく直前までの一連の遺言めいたツイートをわたしはリアルタイムで見ていた。何かかけられる言葉があったのだろうか。でもまだなんて声をかけるべきだったのかわからない。 彼が亡くなった直後に自分のブログでまるでコンテンツのようにその死を扱うことについては自分の中に違和感がある。けれど整理の意味も込めて、少し書いてみたい。 わたしは、死後の世界があるかどうかについて知らない。死んだら本当に全部が終わってしまうのかどうかもわからない。生きているのが辛くて死んだ先がもっと辛くない保証なんてどこにもないと思う。死んだことがないか
2015-04-19 愚痴や惚気の類をもっとわたしに浴びせてほしい 散文 一般的に愚痴や惚気は嫌われがちだが琵琶湖ほど広い心を有するわたしはこれらが好きである。勤務中にもフロアを回って同僚の仕事の愚痴を傾聴することに余念がない。決して仕事をさぼっているわけではない。飲み会では硬派な先輩の普段聞けない惚気を掘り起こすことに喜びを覚える。決して自分で話題を作ることを怠けているわけではない。 どうかわたしに愚痴を吐いてほしい。マーライオンなどと揶揄しないから安心して吐きかけてほしい。そしてわたしにあなたの地雷ポイントを示してほしい。わたしはそれを注意深く聞くことで、その地雷をきちんと避けることができるだろう。賢いのである。 どうかわたしに惚気てほしい。爆発など祈らないから思う存分惚気きってほしい。そしてわたしにあなたの喜びの契機を教えてほしい。わたしはそれを丁寧に掘り下げることでコミュニケーシ
2015-04-18 春が来たので春らしいことを書こうと思ったら思った以上に内省的で暗い文章になった ブログ 日々 回転寿司に行った。無性に海鮮が食べたくなったからである。 結果から言うと失敗だった。何が失敗かというと、意外と値段が高かった。地元駅の冴えない目抜通りにひっそり佇む立地ゆえ、勝手に安価でまずい回転寿司が食べられるものと期待して乗り込んだのだが、現実にはそれなりの値段で大しておいしくもない回転寿司を食べることとなった。 リピートはしないだろう。むなしい。 なぜ人は回転寿司を食べたくなるのか。 ならない? もちろんならない人もいるだろう。 じゃあいい。なぜわたしは回転寿司を食べたくなるのか。 どうでもいい? うむ。わたしにとってもどうでもいいのでこの話題は終わろう。なんらの建設的な結論も出るまい。そもそも回転寿司を食べたくなることなんてほとんど無いのだ。 さて、世の中は
2015-04-09 同窓会に二つ返事で「行く」と答えたいだけの人生だった 散文 Facebookをやめた Facebookをやめて久しい。いや現実には再登録しているのだが、フレンド100人を超えるボッチ的異常事態から脱すること半年。なぜ知人であるという理由、かつて同級生であったというだけの理由でわたしを放っておいてくれないのだ。どうしてそんなにフレンドリーにカジュアルにフレンド申請してくるのだ。こちとらビビリーだから申請されたらフレンドにならざるを得ない。気付けばフレンドは100人を超えており、やれ結婚だやれ出産だと繰り返すデジャブの日々。慎重そうな同僚が平気で子供の顔を晒すもんだから他人事ながら勝手に気を揉む日々。 いやFacebookでもよいことはあったのだ。10年以上年賀状のやりとりばかりを続けていた高校時代の塾のフレンドとの再会、学部卒業前くらいから会っていなかった語学クラスの
2015-04-09 第2回「短歌の目」に参加 --今はまだ必要のない言葉でも 短歌 はてな題詠「短歌の目」の第2回に参加します。初参加です。短歌まじめに考えるの多分去年一回題詠やった以外は高校生以来なのでへたっくそですみませんえん。第2回「短歌の目」4月のお題および投稿作品一覧です - はてな題詠「短歌の目」tankanome.hateblo.jp 1.入 一面の桜の海に入り混じり いざ舞い上がれ ぼくときみとの! 2.粉 粉々に散った鏡が写しだす バラバラの世界 潜り込めたなら 3.新学期 こいつもか なんだあいつもそいつもかぁ 安堵と惰性の さあ新学期 4.フール ありていにエイプリルフールは嫌いだと 宣言するほどバカをみるので 5.摘 幼くも いつか摘まれる夢と知り それでも願う「宇宙飛行士!」 6.異 Facebook ここではまるで異邦人 イイネイイネと周り回る目
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