福音ルーテル東京教会には、様々な悩みを抱え誰にも打ち明けられずに苦しむ人々が、訓練を受けたスタッフに相談し心の重荷を軽くできる、未信者でも利用できる無料の相談サーヴィスがあり、その名をステファンミニストリーという。 教会のサイトには「家庭や職場の人間関係、心や体の病、様々な中毒、誰にも言えない癖、経済的負債」と例示されているので、利用該当者とメンヘラを自称する当サイトユーザー層とは相当に被る筈だ。 実際、記事中でも記者が触れた様に、キリスト教と精神医療や心的問題対処の結びつきは存外深いのだが、本邦でのその印象は不相応に薄いかもしれない。今回、メンヘラとキリスト教会の間の距離を少しでも縮められばと思い、記者は福音ルーテル東京教会の関野和寛牧師の元を訪ねた。 インタビュアー もぐら: はじめまして。主に心的、精神的な問題を抱えた人を中心に、広く生きづらさに見舞われている人達を孤立から守るための