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装丁を味わう
mioririko.hatenadiary.jp
多くのアニメ作品の中の少女たちは、「わたしたち」ではありませんでした。 「わたしたち」は、あんなに可愛くはなかったし、可憐ではなかったし、キラキラでもなくキャピキャピでもなく、けれども自分を特別だと思ってて、けれど突然そう思えなくて絶望して、自分は結構いいひとだと思ってたのにやっぱりいやなやつだよなって思えたり、そういう、そういう、なんていうか決して映画やドラマの中には出てこないもっと――――――、普通のおんなのこ。 でも「リズと青い鳥」の女の子たちは、まさにそういう普通のわたしたちが描かれている作品でした。 なんか、すごくないですか?この絵。 すごくリアルに描かれた教室の机と椅子と床と譜面台。 その背景のリアルさとは質感の違う、陰影や肉体の比率は省略されたりデフォルメされた絵で描かれた、楽器を奏でる細身の女の子ふたり。 そして窓の向こうは、またその少女たちの絵とはタッチの違う、色彩鮮やか
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