作品から自分にとっての真実を盗むこと－アニメ鑑賞怪盗紳士論

「押井守全仕事-増補改訂版」という うる星やつらからアヴァロンまでの押井守監督についての仕事を総括した本がある。 この本の中にはアニメ評論家の藤津亮太さんの記事があり、 読み返したらアニメの見方に対する面白い考えが書かれていた。 ただし一つ断っておかなくてはならない。僕は、押井守が自動車に込めたものは何か、といった推理をここで展開したいわけではない。監督やスタッフの隠れた意図や動機を解き明かそうなんていう探偵じみた追求はどうでもいい。僕は探偵ではなく、できれば怪盗でありたい。映画の正義や真実というものには敬意を払いつつも、自分にとってその作品中一番重要だと思えるアイテムを必ず手に入れる映画の怪盗紳士。それが僕の憧れる映画との関係だ。 出典「押井守全仕事 増補改訂版-実写監督･押井守論 スクリーンプロセスの彼方へ」(キネマ旬報社・2001年) 自分にとってその作品中一番重要だと思えるアイテム

[naoto322]

失われた何か　作品から自分にとっての真実を盗むこと－アニメ鑑賞怪盗紳士論

[thun2]

アニメを見て自分に落とし込んで考えてみる、というのは楽しいですね。まなびを見て青春について考える、とか。盗むという表現はすごく積極的で素敵

[by740]

「押井守全仕事 増補改訂版」の藤津亮太さんの記事の言葉より

[ohagi23]

作品から盗むぐらいの気持ちを持って鑑賞していきたい

[motowaka]

作り手と受け手の想いのぶつかり合いによって作品は鑑賞され、作品が作品が語られていくわけだが一視聴者として、アニメを含めて作品に対しぶつかりながらも、自分にとっての真実を作品から盗める怪盗でありたい