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リオ五輪候補や、今井メロの弟が。パラ陸上で再び夢を追いかけて。(松原孝臣)
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リオ五輪候補や、今井メロの弟が。パラ陸上で再び夢を追いかけて。(松原孝臣)
6月10、11日に東京・駒沢陸上競技場で日本パラ陸上選手権が行なわれた。 7月14日に開幕する世界パラ陸上... 6月10、11日に東京・駒沢陸上競技場で日本パラ陸上選手権が行なわれた。 7月14日に開幕する世界パラ陸上の日本代表選手らが顔をそろえる中、11日に行なわれた車いすの女子100mで、懐かしい顔を見た。別種目での姿を見ていたから、ある意味、新鮮でもあった。 中尾有沙という選手だ。 以前はオリンピック種目である三段跳びや走り幅跳びの選手だった。熊本を拠点に、競技人生を歩んでいた。学生の頃から全国大会に出場を続けていた中尾が栄冠をつかんだのは、2015年のことだ。8度目の出場となった日本選手権の三段跳びで、自己ベストを18cm更新する13m09を記録して、27歳での初優勝を手にした。 「まさかという感じでびっくりしています。世界と離れている種目なので、少しでも近づけるように頑張ります」 翌年には、リオデジャネイロ五輪が控えていた。それだけに、笑顔を浮かべてこう話していたのだ。 五輪イヤーに脊椎損