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水銀燈と十姉妹
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/11(金) 01:02:14.10 ID:TxBN4K740 雨... 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/11(金) 01:02:14.10 ID:TxBN4K740 雨が降っていた。 鉛色の雲が空を覆い、町は昼間だというのに薄暗い。 軒下から、空を見る瞳で冬の雲を見つめる少女が居た。 その目鼻立ちは整い、印象的な赤い眼をしている。 銀の髪は雨に濡れて白い頬に張り付き、ドレスは夜闇のようになっていた。 ここまでなら何処にでもありそうな光景だが、彼女の場合は少し違っていた。 浮いていたのだ。 彼女は背中から生え出た黒い二本の羽で、宙に浮いていた。 それに、よく見ると尺度もおかしい。隣に並んだ窓が大きく見える。 吐き出す息が白い。 手の平を紫に染まった唇を隠すように持ち上げ、己の息を吐きかけた。 彼女の手首に丸い球、球体間接が見える。 そう、彼女は人形だったのだ。 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。