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三十代の軽いノリには――『これのこと』 ジョーイ・ロット | 考えるための書評集
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三十代の軽いノリには――『これのこと』 ジョーイ・ロット | 考えるための書評集
36歳の著者が軽い文体で、単純なこと、これがあるだけと、原点に戻るようなことをうながす書である。 た... 36歳の著者が軽い文体で、単純なこと、これがあるだけと、原点に戻るようなことをうながす書である。 ただ私にはひげをはやしたような年老いたグルなら信頼したかもしれないが、著者はあまりにも若すぎる。軽く語るので、よけいに重みを失う。こういった偏見や抵抗もあるので、すなおに摂取できにくい書であった。 よいこと、しっかりした内容のことを語っているのかもしれない。だが、著者のいうような理解や探究をめざして誤った高台に乗り上げたと指摘されるような五十代の私には、やはり抵抗を拭い去ることができない。 著者は、強迫観念や恐怖症になやまされた経験をもつ。共同幻想という社会の共有幻想をするどくえぐり出した岸田秀も強迫観念に悩まされた経験をもつ。思考に切羽詰まった体験に追いつめられる強迫観念は、幻想をそぎ落とすには好都合な窮状を導くのかもしれない。 非二元は、三十代の著者も駆り出されるような老成したような人物が