「戦争に負けたという事実をどう捉えますか」今、林家三平さんが国策落語に挑むわけ

一冊の本がある。1941年に出版された落語集「名作落語三人選」だ。七代目林家正蔵など当時の人気落語家3人の名前で出版された。タイトルは普通だが、ページをめくると、「緊めろ銃後」「防空演習」「隣組の運動会」……。国民の戦意高揚のために作られた「国策落語」がずらりと並ぶ。 その中に「出征祝」がある。登場人物は落語でおなじみ、ケチな大旦那に、小言が多い番頭さん、怒られ役の丁稚小僧に若旦那。ストーリーはこんな調子だ。 「出征祝」そのストーリーは……ある日、若旦那に召集令状が届く。店中は大喜び。お祝いをしようと番頭さんは「お頭付き」の魚を用意したという。ところが並んだのはイワシの目刺し。あまりのケチっぷりに丁稚の小僧さんたちががっかりしたところに若旦那が帰ってくる。 落語の若旦那といえば、だいたいは世間しらずなおぼっちゃんで、遊び好きと相場が決まっているが、この話ではしっかり者だ。頭を丸めて、戦争に

[gnt]

林家三平すごいな。ドン引きが確実で不体裁な話を、むしろドン引きさせるために話す。この人なりのスタイルが見えた。

[Mattyan]

笑えない落語。そのことにすら意味がある。これが一番落語的。

[enemyoffreedom]

かけらも面白くないところが面白い

[tettu0402]

いい記事だなって匂いがする。落語は全然知らないけど、そういう記事ってある。

[navix]

2016/03/1「経験談を語り継ぐだけでいいのでしょうか。体験していない人が語っても力は弱くなります。ならば、思いっきり戦争を賛美する落語という真逆のアプローチで、逆に戦争というものを考える」

[bokmal]

国策落語 / 今なら国策ラップかな

[cinefuk]

「戦時中の #国策落語 は落語的な価値観で描かれる登場人物が出てくるんだけど、ケチは美徳として描かれる。いびつな構成になっています。夢も語っていないでしょう。贅沢をしようというくだりも、全部その日限り」

[mujisoshina]

検閲で「笑の大学」みたいなやりとりがあったのかな。

[toshi20]

うむ。

[akihiko810]

戦後、消えた落語がある。七代目林家正蔵をはじめ当時の人気落語家が創作した戦意高揚のための「国策落語」だ

[heimin]

二年前の記事

[buhikun]

これ（旧）こぶ平ですぜ奥さん（白目/根岸の血は争えねえぜ（何

[togusa5]

一方、桂春蝶さん（43）は自己責任を叫んだ

[You-me]

うーんたしかに不自然だね。なんというかオチてない／これ昭和16年当時のお客さんの反応ってどんなだったんだろうねぇ。そっちの方が興味ある

[bt-shouichi]

祖父・七代目林家正蔵が関わった国策落語「出征祝」。「稽古中に言葉の調子や運び方が不自然だと感じた。「きっと祖父の落語に、軍部が相当手を入れたのではないかと思います」」／「若旦那が遺言を残した時代」

[fuktommy]

戦時の空気伝える「国策落語」が今、よみがえる

[fukken]

グロテスク、という表現がぴったりくるな

[fake-jizo]

戦後、消えた落語がある。七代目林家正蔵をはじめ当時の人気落語家が創作した戦意高揚のための「国策落語」だ。軍部と歩調を合わし、国民を戦争に協力させていくために作られた。その国策落語が70余年ぶりに復 Tags: fac

[Arturo_Ui]

五代目柳家小さんといえば「二二六」ですが、弟子にとっては「剣道の稽古」に「食っちゃえよ！」。とりわけ前者よりも後者の方が厳しかった、という元弟子の話はよく聞きます。

[rgfx]

「この時代の人は、この日一日を生きるのに精一杯で、明日がわからなかった。だから贅沢も食べて飲んで終わりで、先がないんです」あれ、高度成長を経て、また同じ感じの所に帰って来ちゃったのかな。今は。

[y-mat2006]

「信さん、これ全然笑えないねえ」（石田彰声で）

[goldhead]

"戦後、消えた落語がある。七代目林家正蔵をはじめ当時の人気落語家が創作した戦意高揚のための「国策落語」だ"

[otokinoki]

戦中戦後の落語家も描いている「昭和元禄落語心中」では触れられていない国策落語の世界。林家三平、ちょっとおもしろいことをやってるな。興味深い。

[AKIYOSHI]

ガルパンfebriのインタビューで聞いたこれ。七代目林家正蔵師がやったというもの。

[diallagite]

戦時中は禁演落語ってのもあったんだよね、遊郭とかが出てくる噺はできなかったって数年前の新聞で読んだ。

[FUKAMACHI]

これは聞きたい。

[stonedlove]

林家三平、すごいな。ぜひ聞いてみたい。

[yyamaguchi]

「体験していない人が語っても力は弱くなります。ならば、思いっきり戦争を賛美する落語という真逆のアプローチで、逆に戦争というものを考えるフィールドを作れるのではと思ったのです」

[novak777]

違う話だけど、二・二六事件の時に小さん師が一席打ったけれどまったく笑いがなかった、というエピソードを思い出す。