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神様は希望の味?-恒川光太郎「無貌の神」 - おのにち
恒川光太郎さんの「無貌の神」を読みました。 6編の物語が詰まった、短編集。 帯には大人のための暗黒... 恒川光太郎さんの「無貌の神」を読みました。 6編の物語が詰まった、短編集。 帯には大人のための暗黒童話、というキャッチコピーが。 童話というより、神話や伝承を思い出す、不思議な味わいの短編集でした。 表題作「無貌の神」はタイトル通り、顔のない神が住む村の話。 戦火の渦から逃げるうちに、霧のむこうの集落にたどり着いた主人公。 村はかやぶき屋根の、粗末な家が数軒あるだけの場所。 仕事はなく義務もなく、人々はただ獣のように川の水を飲み、魚や山菜を食べて、生き延びているだけ。お互いに無関心で無気力で、争いすら怒らない世界。 村の古寺にはのっぺらぼうの神が坐していて、暖かな光を放っている。 神は病や傷を癒す力を持っていて、傷を負った獣や人は神のそばで休むのだった。 子どもの頃にこの村に迷い込み、アンナという女性に育てられた主人公にとって、見知った世界はここだけ。 村から外に出ていくためには、深い谷に
2017/04/04 リンク