エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
研究室というところ | おかぽん先生青春記 | 岡ノ谷一夫 | 連載 | 考える人 | 新潮社
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
研究室というところ | おかぽん先生青春記 | 岡ノ谷一夫 | 連載 | 考える人 | 新潮社
生物心理学のゼミに入った俺は、秋葉原に通い詰めて偽アップルIIを作り、それで小鳥の条件付け実験を制... 生物心理学のゼミに入った俺は、秋葉原に通い詰めて偽アップルIIを作り、それで小鳥の条件付け実験を制御できるようにした。カナリアを使って長調と短調の聞き分けができるかどうかを調べて、確かにできることがわかったわけだ。ところが鳥が音楽の聞き分けができるということと、長調と短調など音楽で感じる情動が人間と同じかどうかという問題とは、全く別のものだということに、卒論の途中で気づいてしまったのであった。ギター部を引退してあっという間の1年であった。また12月がやってきて、俺は将来どうするんだという問題が生じてきた。大学4年の12月。 が、そのあっという間の1年は、俺にとってそれまでとは全く別の世界で過ごした1年であった。昭和の生物心理学の大学院生達というものは、それはそれは変人であった。俺はそれらの変人の間でシゴかれ、俺も負けず劣らず変人になっていったのだと思う。そして変人であることが許容された時代