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おみそ汁
news.yahoo.co.jp/byline/kawajirikoichi
オリパラの開閉会式はなぜ重要か? 東京オリンピック・パラリンピックが閉幕した。コロナ禍の中、開催への賛否は激しく割れたが、連日繰り広げられる熱戦に感動し、声援を送った人も多いだろう。筆者もその一人である。 だが、広告やデザインなどの表現分析を専門とする私が、スポーツ以上に注目して観ていたのは、両大会のセレモニー(開・閉会式)とそこで行われるショーだ。 スポーツの競技大会という観点から見ると、セレモニーやショーはおまけのように思えるかもしれない。だが、オリパラは世界に開催国のカルチャーやメッセージを発信する文化の祭典でもある。 言うならばセレモニーは商品の"パッケージ"であり、書籍で言うなら"表紙カバー"のようなもの。そこに大会の理念やビジョンが正しく表現されていなければ、イベント全体の価値も減ずる。 美味しい食品も、高機能なプロダクトも、面白い読み物も、それにふさわしい包装がされていてほし
世界の広告業界で生じつつある劇的な変化。その一端をうかがい知れるのが、世界最大規模のクリエイティブ祭「カンヌ・ライオンズ(Cannes Lions International Festival of Creativity)」だ。ここで受賞する数々のキャンペーンからは、その国のビジネスや経済、文化や生活の現状までも垣間見ることができる。 筆者は毎年現地取材を行っている。世界的傾向としてみた場合、2010年代は「広告のグッド化」が著しく進んだ10年だった。人種差別やジェンダー・イコーリティ、環境や貧困、政治の停滞など様々な社会課題に対する企業サイドからの提案が含まれていないキャンペーンは、あまり評価されないようになっている。 日本に暮らしていると気づきにくいが、カンヌを長年ウオッチしているとクリエイティブという行いが世界的に年々"アップデート"していることが空気感も含めてリアルにわかる。その変
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