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おみそ汁
news.yahoo.co.jp/byline/ogawatamaka
性犯罪に関する刑法の性交同意年齢に関して、立憲民主党の本多平直議員が党内のワーキングチーム(WT)での発言が批判を浴びていた問題。 7月26日付の産経新聞が、WTの寺田学座長が25日に提出した意見書の中で、本多議員からこのほかにも「強姦された女性をフォローしているという建前で、女性、女性解放運動をやっている人たちとけんかした」「みんなフェミニストの人たちは、男がだましてセックスさせるもんだと思っているんだけど、今時代が変わってきていて、お金のためとか、興味のためとか、本当に惚れて、まー誘うこともある。そのことを分かっていないから」などの発言があったことを報じた。 立民・本多氏「12歳と21歳だってないとはいえない」 WT寺田座長が意見書(2021年7月26日/産経新聞) 産経新聞記事で引用されているのは一部だが、寺田議員が提出した意見書の中では、本多議員が性暴力の被害当事者団体の名を出して
5月6日に公開した記事について、NPO法人soarから修正の依頼がありました。 私としては修正する必要がないと思っていますが、soarからどんな点について修正のご指摘があったかについては書いておいた方が良いのかなと思い、この記事を書くことにしました。 この件についての発端はsoar元理事、LITALICO発達ナビ元編集長・鈴木悠平氏による性加害です。私の記事は鈴木氏の問題行動について書いたもので、soarの対応を批判する意図はありませんでした。ただ、こういう内容の修正依頼が来てしまうと、soarの対応についても疑問を持たざるを得ず残念に思います。 鈴木氏が沈黙し、soarや他の理事の方が目立ってしまうことで(後述しますが、鈴木氏以外の理事の方が、ツイッター上での二次加害投稿を理由に先日辞任されています)、注目が鈴木氏ではなくsoarに集まると思うのですがそれで良いのでしょうか。 ※この記事
3月末に、あるNPO法人がHP上で発表した「理事解任のお知らせ」が波紋を広げている。当初の発表では、30代の男性理事による複数名への「加害行為」が解任の理由と記されていたが、その後、この理事から性的ハラスメントを受けていた女性がツイッター上で事実を公表。「加害行為」は性的加害であったことが明らかになった。 また、解任を発表された元理事の男性は、加害行為の事実は認めたものの、公表内容がNPO法人との間で事前に合意していたものと違うと「反論」。このNPO法人に対して「名誉毀損等の民事訴訟を予定」と発表している。 公表から1カ月以上が経過しているが、その後の大きな動きは見られない。ほとんどの関係者がネット上での直接的な言及を避けているが、一部では被害者を揶揄するような投稿や、元理事やNPO法人を擁護するような動きも見られる。 どのような被害があったのか。元理事から被害に遭った複数の女性にそれぞれ
追いかけてきた男性を駅の階段で振り払い、一時意識不明の重体にさせたとして傷害で起訴されていた元警視庁警護課の50代男性に無罪判決が言い渡された。2月26日東京地裁、吉崎佳弥裁判長。 事件が起こったのは昨年2月17日。朝7時頃、起訴された50代男性は都営新宿線の中で女子高生の臀部あたりを触っていたところを乗客に見とがめられ、「痴漢していませんか」と声をかけられた。 男性は「してねえよ」などと言って神保町駅で下車、その後ホームを逃走した。乗客や駅員が追いかけたが、駅員を転倒させてさらに逃走。さらに追いかけてきた被害者の20代男性が踊り場付近で追いついたところで2人とも階段下に落下した。 被害者の男性は頭蓋骨骨折や脳挫傷などの重傷を負い、一時危篤状態だったが、その後回復。被害者代理人を通じて「今もリハビリ中で右耳は聞こえづらい。今後も一生(後遺症が)続く可能性がある」「できるだけ長く刑務所に行っ
福岡・静岡・愛知で性犯罪の無罪判決が相次ぎ、大きな話題となっていた2019年3月。鹿児島地方裁判所では、ある判決の言い渡しが行われていた。 詐欺罪に問われた精神科医に、懲役2年執行猶予4年の有罪判決。 医師の罪は、38回にわたり診療報酬計約50万円をだまし取ったというもの。しかしこの一見小さな事件は、地元の南日本新聞で大きく取り上げられた。なぜか。それは、この医師が起こした「事件」がこれだけではなかったからだ。 2019年3月21日付の南日本新聞はこう報じている。 鹿児島市の精神科医Y被告(46)が診療報酬をだまし取ったとして詐欺罪に問われた事件は、患者らに向精神薬を不正処方し、性的な言動をした疑いが発端だった。元患者らは20日、被告の有罪判決を受け同市で記者会見を開き、「頭を下げ、謝罪してほしかった」と訴えた。 ※原文でYは実名 (南日本新聞/2019年3月21日) (南日本新聞/201
一審の東京地裁で無罪判決が出た乳腺外科医による準強制わいせつ事件について、7月13日の東京高裁で逆転の有罪判決が言い渡されました。 乳腺外科医の準強制わいせつ事件、逆転有罪「懲役2年」 東京高裁(弁護士ドットコム/2020年7月13日) 判決は原審を破棄、懲役2年。量刑の理由について裁判長は「麻酔から覚めきっていない患者に対して、診察と誤解させる態様で犯行が行われた」ことや、「被告人は一貫して犯行を否認し、反省を示していない」ことと述べました。 一審では、被害者が麻酔後に性的幻覚を見た(いわゆるせん妄状態だった)可能性があるとされ、鑑定で被害者の左胸から被告人のDNAが検出された結果について、医師が被害者の胸を舐めたことが最有力の仮説と言えるかもしれないが、それでも手術時の会話や触診の際に唾液の飛沫が飛んだことによる可能性を否定できないとされました。 控訴審では、検察・弁護側双方から、せん
数年前に、「地下鉄御堂筋線事件」について記事を書いた。この事件は1988年に発生、電車内での痴漢行為を注意した女性が2人組の男につきまとわれ、強姦された事件だ。1980年代当時、電車内で起こる性暴力について、今よりもずっと世の中が「寛容」だった。 今でも、電車内の痴漢はなくなっていない。とはいえ、この記事を書いたときに、同じような事件が同じ御堂筋線で再度起こることまでは予想しなかった。 初公判後に「異例の」記者発表 今年1月27日、42歳の男が強制性交の疑いで逮捕されていたことが報じられた。 駅のホームで女性に性的暴行を加えたなどとして、大阪府警は、住居不定の無職長谷川仁容疑者(42)を強制性交などの疑いで逮捕・送検し、27日発表した。長谷川容疑者は黙秘しているという。 大淀署によると、長谷川容疑者は2019年6月23日、大阪メトロ御堂筋線中津駅ホーム上で、10代後半の女性に対し無理やり性
・脅された女性たちの動画を数万人が視聴 新型コロナウィルス感染症に関連するニュースが連日報じられる中、韓国でもう一つ非常に大きく報じられている事件がある。通称「n番部屋事件」と呼ばれるこの事件は、ツイッターなどインターネットを通じて日本でも情報が拡散し、韓国の文化を好む若者の間でも話題となっている。 事件の内容は凄惨としか言いようがない。舞台となったのはテレグラムというコミュニケーションアプリ。罠にかけられ、脅迫された女性たちのわいせつな動画が、この中で配信されていた。そしてその動画を何千、何万人が視聴していた。 被害者は警察が把握しているだけで少なくとも74人、未成年も10人以上含まれる。 女性たちの動画が配信される「部屋」は数十個存在し、有料の会員制。登録には25万ウォン〜155万ウォン(約2万2000円〜13万3000円)ほどかかり、高額になるほど過激な動画が配信される傾向があったよ
センター試験当日の1月17日夕方に、東京大学農学部4年の男子学生が、電車内で女子高生を触ったとして強制わいせつの疑いで逮捕されたことが報じられている。報道によれば、この学生は昨年、一昨年に続き3回目の逮捕という。 調べに対し、(略)「痴漢する相手を探していた」と話す一方、「パンツの上から触った」などと容疑を一部否認しているという。 (略)去年と2018年も痴漢行為で逮捕されていたという。 出典:東大生 電車内で女子高生の下半身触ったか(日テレNEWS24/2020年1月19日) ネット上では以前から、「センター試験当日は(被害に遭った生徒が)遅刻できないから通報できず狙い目」などという内容の書き込みが目立ち、これをきっかけに、電車内をパトロールするなどして受験生を見守る「#withyellow」のアクションが呼びかけられていた。事件はセンター試験前日に起こった。【1月20日14時45分】記
「私自身も被害当事者で長く苦しい思いをしていたときは、前に出る人がすごく輝いて見えたりとか、私にはそういうことはできないと思っていたことがあるので、そういうふうに思う方がいるというのはわかります。 ただ、そういうその人の言葉、気持ちを使って、そうであるから被害者ではないというのは二次加害です。そういうことを使って、伊藤詩織さんの被害者としての信用性を貶めるようなことをするのは、私たちすべての被害当事者に対する侮辱ではないかと思っています」(一般社団法人Spring代表・山本潤さん) 12月19日、日本外国特派員協会で伊藤詩織さんの記者会見が始まったのとほぼ同時刻、霞が関の司法記者クラブでは性暴力の被害当事者を中心とする団体、一般社団法人Springのメンバーらが記者会見を行っていた。 同団体はこの日、森まさこ大臣に刑法性犯罪の改正に向けた要望書を提出。これに伴う記者会見だったが、前日18日
12月13日、今年3月に相次いだ4件の性犯罪事件の無罪判決のうち、実父が19歳娘への準強制性交等罪に問われた裁判の控訴審、2回目の公判が名古屋高裁で行われた。 検察側の証人として、性暴力の被害者心理に詳しい精神科医の小西聖子氏が出廷した。 名古屋地裁岡崎支部の1審では、娘が中学2年生の頃に性的虐待が始まったことや、事件より前に、抵抗した被害者の顔や足に被告が暴力をふるった事実を認定。性交が被害者の意に反していたことや、心理的に抵抗できない状況だったという精神科医の証言についても信用性を認めた。 一方で、被害者が抵抗して拒否できたこともあった事実などから、事件当時に抗拒不能の状態だったと断定するには「合理的な疑いが残るというべき」として、懲役10年の求刑を避け、無罪が言い渡されている。 【判決の詳細など】性犯罪の無罪判決とともに知ってほしい 被害者支援の現場のこと 小西氏は、被害者に適応障害
『痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学』(牧野雅子/エトセトラブックス)は、読めば必ず人に紹介したくなる本だ。特に、第二部以降で詳述されている、70年代から90年代にかけてメディアがどのように「痴漢」という犯罪を扱ってきたかについて。 『痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学』(牧野雅子/エトセトラブックス)(C)エトセトラブックス メディアは、面白おかしく娯楽として「痴漢」を消費してきた。 本書では、文化人やタレント、ミュージシャンたちがインタビューで自分の過去の痴漢行為を自慢し女性を侮辱した表現を行ってきたことがつまびらかにされている。 ■雑誌の創刊号で「スレスレ痴漢法」特集が組まれた過去 一例を紹介すれば、1976年に「私は、女性には、痴漢に襲われたいという願望があるのではないかとも考えている」「女性にとって、それほど不愉快な出来事ではないのではないかという気がする」とエッセイ
■離婚で離れた実父からの性被害「実父が娘に性的な行為をすること自体がおかしい。議員さんたち、自分の家族がもし同じ目に遭ったら、絶対に法律を変えていると思います」 かずみさん(仮名)は、取材に対して落ち着いた声でそう話した。彼女の娘は昨年、離れて暮らしていた実父からわいせつな被害に遭った。事件当時13歳だった。 2018年春、前夫は、勤務する会社のイベントに娘を連れて行き、その帰りに車の中で体を触るなどの行為を行った。かずみさんが離婚したのは今から9年前。娘と実父が会ったのは、このときが7年ぶりだった。 かずみさんが被害を知ったのは秋。その後、年が明けてから警察に相談した。最初は生活安全課が対応したが、しばらくして刑事課の担当に。強制わいせつや、監護者わいせつでの立件を視野に入れてのことだったと思われる。 しかし捜査中の今年3月から4月にかけて、性犯罪の無罪判決が相次いで報じられると、「刑事
4月から始まったフラワーデモに毎月参加している。フラワーデモとは、3月に相次いだ性犯罪の無罪判決をきっかけに生まれたアクション。 参加者は花を持ち、あるいは花柄のアイテムを身につけて広場に立つ。 話したい人はスピーチする。 聞きたい人は耳を傾ける。 プラカードで思いを表明したい人はそうする。 4月11日、東京・行幸通り。1回目のフラワーデモ。開始から2時間を過ぎてもスピーチの列に並ぶ人は途切れなかった フラワーデモの前から、この国で性暴力被害者への支援が乏しいことや、性犯罪に関する刑法や捜査が被害者にとってあまりに酷なものであることを訴えてきた人はもちろんいた。 でも、性暴力被害は報じられづらい。被害者が表に出て語ることには困難が生じる。「先進国」と言われる日本で被害者が理不尽な境遇に置かれることが、信じられない人もいる。そして日本では「運動」めいたことが、とかく嫌われる。 誰となく躊躇す
今年1月に、自分のブログで「女子高生という子どもが、電車内という社会で、痴漢という性被害に遭うことについて」という記事を書いた。私のブログ記事にしては反響が大きく、たくさんのコメントやダイレクトメッセージをいただいた。中には「私も被害に遭った」という人からのメッセージも複数あった。その後、月に1~3本のペースで性犯罪について取材記事を書くようになり、そのたびに被害経験のある方からメッセージをいただく。その中には、「私も電車内で痴漢に遭ったことがある」という男性からの声も少なくない。 男性の性犯罪被害は、まるで存在しないかのように扱われていることが多い。女性に対する性犯罪被害であってもまだ誤解や偏見が少なくないが、男性や男児の被害に関しては、未だに「笑い話」かのように語られたりする。しかし被害を笑い話にすることは、被害をなかったことにするのと同じことだ。 本稿では、電車内で痴漢被害に遭ったこ
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