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会話術
news.yahoo.co.jp/byline/usuihiroyoshi
濱口竜介監督の秀作『ドライブ・マイ・カー』が公開中です。 原作は村上春樹さんの同名小説で、第74回「カンヌ国際映画祭」脚本賞受賞作。 主人公の家福悠介(西島秀俊)は、病死した妻・音(霧島れいか)が別の男(岡田将生)たちと関係があったことを知りながら、何も言えなかった自分にこだわり続けていました。 しかし、雇った専属運転手・渡利みさき(三浦透子)と一緒に走るうち、秘めていた過去を少しずつ語り始めます。 俳優で演出家でもある家福は、チェーホフの「ワーニャ伯父さん」の舞台を作っていきます。 「ワーニャ伯父さん」は原作小説にも登場しますが、映画では大胆かつ巧妙なアレンジが為されており、家福自身の物語の進行とリンクして実にスリリングでした。 またこの芝居に参加する俳優たちのキャスティングや演技についても、濱口監督の創造力が遺憾なく発揮されています。 渡利みさきの「故郷」はどこ? 原作との関係で言えば
ジャニー喜多川さんが亡くなりました。たくさんの記事が一挙に発信され、それらを読んでいると、この国の芸能界にとって、いかに大きな存在だったのか、再認識させられます。 あらためて、「ジャニー喜多川」とは何者だったのだろうと思い、とりあえず2冊の本を読み直してみました。 「教師」としてのジャニー喜多川一冊目は、批評家・矢野利裕さんの『ジャニーズと日本』(講談社現代新書)です。この本で最も興味深いのは、ジャニーズ事務所の創設者である、ジャニー喜多川さんの人物像です。 まず、終戦後のアメリカで学生時代を過ごした、「日系二世のアメリカ人」であること。これはジャニーさんについて考える際の、いわば原点と言えるでしょう。 次に、ジャニーさんの根底にあるのは、アメリカ文化やアメリカの価値観を、日本人に「教える」というスタンスであり姿勢です。日本人は「生徒」だったのです。 そんなジャニーさんにとって、所属するア
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