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会話術
news.yahoo.co.jp/byline/yokoohirokazu
オープン戦は、15試合で8勝4敗3引き分けの12球団中2位。チーム防御率2.42はセ・リーグトップで、チーム打率.244は同2位と、「今季こそ」というファンの期待を集めた阪神が、4月3日の巨人戦に5対9で敗れ、とうとう開幕から9連敗となった。 振り返れば、東京ヤクルトとの開幕戦は前半を終えて8対1と大量リードしながら、6回以降に9失点して8対10の大逆転負け。このショックを引きずるように第2戦、第3戦と連続完封され、次第に攻守にわたって考えられないミスも出るようになる。開幕から7連敗したチームの優勝はない、8連敗はセ・リーグのワースト記録を更新など、ネガティブなニュースも足枷のようになり、選手の動きも悪くなっているという印象だ。 こうした結果になってしまうと、矢野燿大監督が不退転の決意を「今季限りで辞任する」という驚きの告白で表現したことまでが批判されてしまう。確かに、スタートから9つの負
球界を代表する左腕の江夏 豊は、落合博満が三冠王に成熟する大ヒントを与えていた。(写真:岡沢克郎/アフロ) 落合博満は「相手投手が投げ込む球種やコースを読むのが上手い」と評されることがある。だが、落合本人は、それをやんわりと否定する。 「球種やコースを読むことはしない。いや、できないんだ。外角にカーブが来ると読んで打ちにいき、それが内角高目のストレートだったら、避け切れずに頭に当たって野球人生は終わってしまうかもしれない。そうでなくても、相手の四番を潰せば勝てると、平気でぶつけてくる時代にプレーしていたんだから」 また、バットの芯に当てるのが最も難しいのは内角高目という技術的な視点からも、落合は常に内角高目のストレートに照準を合わせ、それ以外の球種、コースにも対応していた。ただし、それは首位打者のタイトルを手にしたプロ3年目の1981年からだ。アマチュア時代やプロ入りしたばかりの頃は、落合
昨年12月16日に契約更改に臨んだ阪神の糸原健斗は、2400万円増の推定年俸7900万円でサインをしたあと、記者会見でこんな話をした。 「2割8分からの壁が高いので、それを打破できるように。来シーズンの目標は、3割と出塁率4割」 昨シーズンは打率.286をマークし、プロ5年間の通算打率も.279の糸原にとって、3割は超えられそうで超えられない壁のようだ。このように、野球界では昔も今も、打率3割の壁と闘っている選手が少なくない。 3度の三冠王がクローズアップされる一方で、初めて規定打席に到達したプロ3年目に打率.326で首位打者に輝き、「三冠王を狙わなければ打率4割は打てる」と豪語した落合博満は、現役時代から3割をクリアする方法をよく聞かれている。 「3割を達成した選手と、できなかった選手の違いは目標設定にある。2割8分を3割にしたいと考えた選手の多くは達成できず、首位打者を狙って3割3分は
日本人最多となる32号本塁打を放った大谷翔平。オールスター前に打ってしまうとは。(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ) 野球における現状分析の際、原則論から解を導き出す落合博満は、日本代表が東京五輪で金メダルを獲得するための条件のひとつに、第1戦の先発投手を挙げた。 野球日本代表が東京五輪で金メダルを獲るための条件とは そんな落合は、メジャー・リーグで2004年に松井秀喜がマークしたシーズン31本塁打の日本人記録を、7月7日(現地時間)のボストン・レッドソックス戦で更新した大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)の活躍にも入団時から太鼓判を押していたが、その理由のひとつが実に興味深い。 「大谷の身長は193cmか。ならば、メジャーの環境に慣れれば打者としての数字(成績)は残せる。それほど身長は、打者にとって大きなものなんだ」 落合は、自身が三冠王を3度も獲得できた要因のひ
プロ野球のペナントレースは終盤に突入し、セ・リーグは巨人、パ・リーグでは福岡ソフトバンクにマジックが点灯。パ・リーグはクライマックスシリーズがあるものの、終戦のムードが強まってきた。10月26日にはドラフト会議を控え、ストーブ・リーグのニュースも出始める中、阪神では球界最年長の福留孝介、能見篤史に事実上の戦力外通告をしたという。 今季の阪神は、巨人に対抗できる戦力を整備できたと期待されたが、新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が遅れたペナントレースを上手く戦えず、ウイルスの感染者も出して不安定な戦いに終始した。また、世代交代期にもあることから、昨年の鳥谷 敬(現・千葉ロッテ)に続き、功労者にも厳しい判断を下したようだ。 あくまで球団や監督の判断であり、チーム事情を知らない者が是非を論じるべきではないと思う。ただ、一般論とした上で、落合博満はこう語る。 「ファンやメディアの印象も含め、一流と呼
「プロ野球選手というのは、本来みな一匹狼であるはずなんだ」 落合博満の言葉である。 現役時代から、落合がインタビューを受ける時のテーマは、その卓越した打撃技術、野球という競技に関する戦術眼の高さに焦点を当てたものが多い。だが、それと同時に、個性的に生き抜くイメージも強いことから、昔に比べて個性が発揮されなくなったと言われるプロ野球界や、若い選手たちに対する感想を求められることもしばしばある。 そんな時、ひと通り自らの考え方を語ったあと、必ずと言っていいほど口にするのが冒頭の言葉だ。落合はこうも言う。 「プロ野球界って、昔は一匹狼の集まりだったと思うよ」 日本で職業野球が正式に産声を上げたのは1936(昭和11)年である。当時、野球の華は東京六大学リーグで、学生たちが母校の名誉をかけて戦う姿を見ようと、数多の観客が球場に押し寄せていた。まさにナショナル・パスタイム(国民的娯楽)であり、そこへ
現地時間11月2日にメキシコ・グアダラハラで開幕する第2回プレミア12は、2020年東京五輪の予選を兼ねている。世界ランキング上位12チームが3グループに分かれてオープニング・ラウンドが行なわれ、各グループ上位2チームの計6チームが来日してファイナル・ラウンドを戦う。アメリカ大陸とアジア・オセアニアの最上位チームに東京五輪の出場権が与えられる大会は、グループA(メキシコ)にアメリカ、メキシコ、オランダ、ドミニカ共和国、グループB(台湾)に日本、チャイニーズ・タイペイ、ベネズエラ、プエルトリコ、グループC(韓国)に韓国、キューバ、オーストラリア、カナダが入った。 カナダが沖縄で調整するように、各チームが大会に備えてキャンプを張っているが、気になるのは台湾で仕上げているキューバである。国際大会がアマチュアに限られていた時代は「赤い稲妻」の異名を持ち、1997年のインターコンチネンタルカップ準決
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