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おみそ汁
ameblo.jp/jiroumaru
昭和26年12月に、関大尉の元上官によって書かれた一冊の本が出版された。 「神風特別攻撃隊」という本である。 著者は第一航空艦隊航空参謀・猪口力平中佐、第二○一航空隊飛行長・中島 正中佐の共著となっている。 この本は発売されるやベストセラーとなり、関大尉に特攻の命令が下される場面はとことん美化されて書かれてあったために、多くの人に特攻に関する間違った認識を植え付けたのであった。 この本では、関大尉は自分から望んで特攻隊の指揮官を引き受けたことになっている。 関大尉は、夜中に寝ているところを起こされ、上官の元に呼ばれた。 第二○一航空隊の副長の玉井浅一中佐という人が、新任の第一航空艦隊長官から比島(フィリピン諸島)防衛の「捷号(しょうごう)作戦」を成功させるため、零式戦闘機に250キロ爆弾を抱かせて体当たり攻撃をするよう命じられた、と関大尉に言った。 玉井中佐はさらに、その指揮官を関大尉が引
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