サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
おみそ汁
ameblo.jp/sakuweb
櫻井秀勲の目女学の神様、運命の神様―櫻井秀勲の「仕事」「人生」を変える「目のつけどころ」を伝授します! 文豪や編集者に愛されていた、 お茶ノ水駅近くの「山の上ホテル」が休業となった。 再度作り直すのかどうか、まだはっきりしていないようだ。 私は戦後8年たった1953年頃から、このホテルに通うようになった。 最初は作家の檀一雄先生の作品をいただきに行ったのだが、 そのうち、週に1回ほど、呼ばれるようになっていった。 自分の仕事ではない、他社の書き下ろしを手伝わされたのだ。 それは当時テレビドラマにもなった『火宅の人』(新潮社) という作品に出てくる、先生の愛人女優との世話を頼まれたのだ。 まだ22歳の新人編集者が、世間に隠された愛の巣を探しに歩いたり、 いまの人の仕事ぶりでは、考えられない仕事だった。 あまり長い間、ホテルに2人で逗留していたのでは、 流行作家といえども、資金がつづかなくなっ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『櫻井秀勲の目』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く