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おみそ汁
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21世紀に入ってすでに10年が過ぎた。 20世紀に生まれた私にとって、21世紀というのは明るい未来のイメージであったが、実際に到来した日本の21世紀は、超高齢社会であり、90年代のバブル崩壊からずっと閉塞感漂う時代になってしまった。 一時は「ジャパン・アズ・ナンバー1」と言われた日本が、「失われた20年」「日本のようになるな」と言われる始末。 一体、日本はなぜこういう事になってしまったのか。 なぜ日本は他の先進国のように経済成長できなかったのか。 そしてこういう現状を打破するために、一体何が必要だったのか。 このサイトでは、アルビン・トフラーの「富の未来」(2006年刊行)を読みつつ、情報化した日本と世界の社会の行方を考えることにする。 なおこのサイトの記事は、私がトフラーのテキストを読んで考えたことで、要約でも抜粋でもないことに注意してください。 トフラーのテキストと読み比べて「全然違う
行く先が見えない21世紀の日本。 国と地方の借金はなんと1、000兆円で対GDP比で200%を超えるという危険水準。 日本の高齢化のピークは2030年頃だと言われているが、その20年も前にこれほどの借金を抱えてしまうとは。 先進国とは思えない最悪の状況だ。 何しろ経済破綻をして大騒動になっているギリシャですら、国債(ソブリン債)総額はGDPの160%だ。 それを遙かに超えた借金を日本は抱えている。 EU(ヨーロッパ連合)の通貨統一の条件(ユーロ参加条件)は、国債残高が対GDP比60%以下であることなのだが、日本がもしヨーロッパにあってユーロに参加したいと言ってもユーロに混ぜてもらえないような財政状況なのだ。 しかしなぜ、これほどひどい借金を抱えることになったのか。 まず、歴代政権と国債・地方債残高のグラフを見てみよう。 歴代政権と日本の国債・地方債の残高(1992-2012)これを見ると、
ジャガイモやトマトの栽培がヨーロッパ全域に広まり、それによって飢饉のリスクが低くなったおかげで、農地利用にかなりの余裕ができた。 何しろジャガイモは小麦の3倍も収量が期待できて、しかも年2~3回収穫できるという作物なのだ。 日本にも江戸時代に伝わり、飢饉の際の非常食として多くの人命を救ってきた有り難い食べ物だ。 ただジャガイモも連作障害が発生しやすい作物で、同じ土地で続けて栽培し続けられない。 がしかし、もともと北部ヨーロッパでは、ほとんどの作物が連作できない環境だった。 というのも北部ヨーロッパというのは雨が少ないので、土中に水分が少なくて、3年に1回は作物が取れないのが普通だったのだ。 だから三圃式(さんぼしき)などといって、農地を三つに分け、一つで夏の穀物を作ったら次の年は冬の穀物、その次は家畜の放牧地にすると言うローテーションで栽培する。 要するに農地の三分の一は、常に休ませて地力
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