サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
コーヒー沼
bunshun.jp
漫画家の山本さほさんが、厄介な人たちを引き寄せるトラブル続きな日々をつづります。今回は、山手線でたまたま耳にした女子中学生のお話です。まんがのキャラみたいなお嬢様2人の会話を聞いていると……。 ほっこ…
今月1日、東京23区の住民の生活に密接する、ある「値上げ」が実施されたのをご存じだろうか。火葬料である。誰もがいつかは迎える「死」をめぐり今、異変が起きている。 値上げを行ったのは民間の火葬事業者「東京博善」。1921年に設立され、町屋(荒川区)、桐ヶ谷(品川区)など都内6カ所の斎場を運営し、東京23区内の死者の約70%の火葬を担う。 「4年前まで、東京博善の一般的な火葬料金は59000円でした。それが6月1日からは、90000円と改定されたのです。例えば江戸川区の公営斎場『瑞江葬儀所』では、都民の火葬料は59600円。同じ23区内でも斎場によって30000円以上の差が生じてしまうことになる。加えて、横浜市だと市民の火葬料は一律12000円。東京博善の90000円がいかに高いかが分かります」(経済誌記者) 当然、公営と民営という違いはあるだろう。ただ、東京博善は2021年以降、火葬料の値上
ドクターヘリとは、医師や看護師を乗せて傷病者のもとへ向かう救急医療用ヘリコプターのことである。 小池都知事は2020年の2度目の出馬の際に政策集「東京大改革2・0」を発表。そのなかで、街づくりの一環として「ドクターヘリの強化」を明記したのだ。 「かねてからドクターヘリ事業については都議会公明党が推進を働きかけてきました。小池氏は2期目の出馬に際し、公明党案を丸呑みし、自らの肝煎り政策として掲げるようになった。都のドクターヘリ事業は、杏林大学医学部付属病院が医師・看護師を派遣する『基地病院』となり、ヘリの運航は入札の結果、学校法人ヒラタ学園に委託された。現在は多摩地区などの西東京エリアのみで運航されています」(都政関係者) 大阪堺市にあるヒラタ学園 ©文藝春秋 ドクターヘリの就航から2年。都内の医療関係者は「小池政策は穴だらけ。このままでは救える命も救えなくなるのではないか」と危機感を募らせ
不正の舞台となったのはミスチルの所属事務所「エンジン」と、関係会社でミスチルのコンサート制作を行う「クラッチ」という2つの会社だ。 エンジン社の社長である谷口和弘氏(47)は、昨年11月、東京地検特捜部に金融商品取引法違反で在宅起訴されている。 「谷口氏と部下の松尾貴志氏は、衣料品を扱う上場企業の株価を吊り上げるため、粉飾決算や風説の流布に関わったと見られており、今年8月に初公判が開かれます。2人は東京地検の聴取に全面自供。事務所は『所属タレントは無関係で全く関与していない』とコメントしています」(社会部記者) ところが、その捜査過程で、ミスチルの活動にかかわる裏金作りが明らかになったのだ。 エンジン社の関係者は次のように証言する。 「昨秋の事件について、谷口氏はメンバー4人に謝罪し、許しを得ている。ただメンバーはミスチルに無関係の、谷口氏による個人的犯罪だと考えています。しかし真相は、コ
缶詰製造大手「いなば食品」の稲葉敦央社長(70)が昨年9月24日、全社員に向けて〈マイナビ社より内々に当社社員3名が登録していることが判明した、との話があったそうです〉などと転職希望者を恫喝するような内容のメールを送信していたことが「週刊文春」の取材で分かった。
「これから蓮舫さんは、政策発表をして、夢を語るようになるんでしょうけども、蓮舫さんの魅力は、きょうの会見でもよく表れているんですが、攻撃性なんですね。攻撃性に対して、東京都民がどう判断するか。ちょっと引いちゃう人もいるかもしれないですね」 これは読売テレビ特別編集委員の高岡達之氏による「批判票だけで、蓮舫さんは勝ち目があるんでしょうか?」との質問に対する答えだ。 蓮舫氏の「攻撃性」とは、会見で述べた「裏金事件、『政治とカネ』の自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットする」という言葉を指す。つまり田崎氏らの言葉には「都知事選なのに自民党の批判ばかりでいいのか?」という意味も含まれている。 別の番組ではタレントの真鍋かをり氏が『蓮舫氏による都知事選での自民党批判に「ウンザリ」発言連発』(中日スポーツ6月2日)。 小池劇場を忘れちゃったの? これらのコメンテーターの言葉を聞き、人間とは忘れや
「何とお詫びをすればいいか」――突如、力道山の自宅に現れた“血を流した若い男”。彼はなぜ力道山に土下座しなければいけなかったのか? そして、力道山が公にしたくなかった、ある事件とは? 妻として国民的ヒーロー・力道山を支えた田中敬子さんを追った、ノンフィクション作家・細田昌志氏の新刊『力道山未亡人』(小学館)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む) 空白の七時間 午後六時、「千代新で呑み直すぞ」と力道山が叫んだ。 「千代新」とは赤坂の有名料亭である。永田町から程近く「長谷川」「金龍」と並んで、大物政治家の密談の場としても知られていた。 この日は午後九時から、TBSラジオ『朝丘雪路ショー』の収録に臨むことになっていた。リキアパートから千代新まで徒歩十分、千代新からTBSの社屋は五分ほどで着く。 猪木の肩を借りなければ歩けないほど酩酊していた力道山は「お前も来るか」と敬子に言っ
日本を代表するファミリーレストラン「サイゼリヤ」。イタリア料理の精神に沿った、素材を活かしたおいしい料理が、ごくリーズナブルに食べられるのが大きな魅力の同店。しかし、サイゼリヤのメニュー価格には“値付けの根拠”がないのだという。いったいどういうことなのか。 サイゼリヤ元社長である堀埜一成氏の著書『サイゼリヤ元社長が教える年間客数2億人の経営術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋して紹介する。(全2回の1回目/続きを読む) ◆◆◆ 値づけの根拠がない サイゼリヤは「日々の価値ある食事の提案と挑戦」を経営理念に掲げています。サイゼリヤが毎日でも利用できるレストランであるためには、「お財布にやさしい=リーズナブルな価格」というのは絶対に外せないポイントのひとつです。 そのため、商品の価格設定は、経営におけるきわめて重要な意思決定となっています。 具体的には、創業オーナーである正垣会
漫画家の山本さほさんが、厄介な人たちを引き寄せるトラブル続きな日々をつづります。今回は、友人である作家・万城目学さんについて。賞へのノミネートが続いたなかで、このたび直木賞を受賞! そのお祝いパーティ会場での珍エピソードです。 万城目さんの受賞シリーズ第2弾『六月のぶりぶりぎっちょう』(6月24日発売)もぜひ! 『きょうも厄日です』第3巻が発売中。ちょっぴり怖い話に驚きの展開、笑うしかない話まで……。山本さんの旅行友達・こうのさんとの「今だから話せるナイショの話」を描きおろし!!
死亡者は7人…2008年、秋葉原で平成最悪の通り魔事件を起こした加藤智大。死刑を言い渡され、それを待つ間に加藤に起きた「目に見える異変」とは? 理髪係として複数回、加藤と相対したガリ氏による初の著書『死刑囚の理髪係』(彩図社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の2回目/前編を読む) 加藤は2回目の理髪まではマネキン人形状態だったが、3回目以降は多少人間味のあるような行動もとるようになった。いくらかは私のことを信用してくれるようになったのかもしれない。 ある日の理髪作業中、加藤はか細い声で私にこう尋ねてきた。 「髪が薄くなっていませんか?」 加藤は始めと終わりの挨拶以外に余計なことを口にするタイプではなかったので、私は驚きを隠せなかった。 正直言って、少し前から加藤の頭髪が異常をきたしていることには気づいていた。100円玉サイズの円形脱毛が、後頭部に目立つようになっていたのだ。最初は数箇所
佐川さん、お元気そうで何よりです。森友学園との土地取引で「記録はない」と国会答弁する姿が全国にテレビ放映されました。あの頃とご様子はあまり変わらないようですね。せっかくつかんだ国税庁長官の地位を、公文書改ざんの発覚で手放す羽目になって6年。さっぱりお見かけしなくなって、どこに雲隠れされたかと思っていました。それがまさか銀座にいらっしゃっていたとは。しかも、『週刊文春』の編集部員に目撃されるとは。天(てん)網(もう)恢(かい)恢(かい)疎にして漏らさず、とは大げさですかね? ◇ 森友事件。世間を大いに騒がせたが、発覚からもう7年がたったので経緯をお忘れの方もいらっしゃるかもしれない。
森友学園への国有地売却を巡り、財務省が決裁文書から、安倍晋三首相(当時)の妻・昭恵氏の名前などを削除していた問題。近畿財務局職員だった赤木俊夫さんは現場で改ざんを命じられ、2018年3月7日、自ら命を絶った。佐川氏はその2日後の3月9日に、国税庁長官を引責辞任。3月27日の証人喚問では、刑事訴追の恐れがあるとして「答弁は差し控える」などと繰り返した。財務省はこの年の6月に公表した調査報告書で、「佐川氏が改ざんの方向性を決定づけた」と結論づけている。 佐川さんですよね? 「知らないです」 それから6年余り。「週刊文春」は5月16日夕方、銀座の街角を歩く佐川氏に声を掛けた。青いワイシャツにスラックス姿。マスクは胸ポケットに入れており、顔を隠しているような様子はない。
「原稿から顔を上げて最初に頭をよぎったのは『これはすでに発表されている作品を持ち込んできたのではないか』という疑念でした。それほど、完成度が高すぎたのです」 当時29歳の編集者が驚いた、心を揺さぶる小説の持ち込み原稿。「これはすでに発表されている作品を持ち込んできたのではないか」と疑ってしまうほどの小説を送ってきた人物とは……? 講談社の人気小説を数多く手掛けた編集者の唐木厚氏による初の著書『小説編集者の仕事とはなにか?』(星海社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む) ◆◆◆ 編集者人生を変える、運命の電話 忘れもしない1994年、僕が29歳のゴールデンウィークのことです。連休の狭間の平日、社内にもさほど人がいない中、暦どおりに出社していると、編集部に電話がかかってきました。 相手の問いは「いまでも出版界には持ち込みという制度は残っているんでしょうか?」というもの。Y
「はい~!」というクセのある返事と、「自衛隊あるある」のフリップ芸で知られる芸人やす子(本名・安井かのん)(25)。昨年、芸歴4年目にしてオリコンニュース主催の「上半期ブレイク芸人ランキング」でトップに輝き、多くのCMにも出演するなど、大ブレイクを果たしている。 「芸人としての活動の傍ら、災害など有事の際に即応予備自衛官としても活動しています。1月の能登半島地震の際には、自身のXにて災害時の寒さ対策や、自家用車で支援に行くことの危険性などを投稿。自衛官の経験を活かした発信は反響も大きかった」(芸能記者)
汲めど尽きぬ泉のように、次々と問題が湧いてくるのは、缶詰製造大手のいなば食品である。 「転職希望者に対するハラスメントがあります」 現役社員A氏はそう語るのだった。
星野の所属事務所がXを通じて声明文を発表 〈超有名女優とドラマ共演して電撃結婚した男性歌手が、結婚後に今度は番組共演した某NHKアナとW不倫し、今年の元旦に某週刊紙が本件をすっぱ抜く予定だったものの男性歌手の所属事務所が10億円を支払って記事を揉み消した件〉 5月22日、ガレソはXに次のように投稿。すると翌23日、星野の所属事務所アミューズの法務部がXを通じ、「滝沢ガレソ氏の投稿に関して」と題する声明を発表したのだ。 アミューズの声明文 〈星野源において当該投稿にある事実は一切なく、また当社が記事をもみ消した事実も一切ありません〉〈法的措置を含む対応を検討いたします〉 新垣も公式Xのプロフィール欄を更新。〈いま騒がれ噂されている件に事実はひとつもありません。心配してくださっている皆様、ご心配なく〉と綴った。 “SNS時代の寵児”となった滝沢ガレソの正体とは ガレソは274万人ものフォロワー
2018年からは松本も代表取締役に就任 ウルフルズは1992年にデビュー、96年にNHK紅白歌合戦に初出場。『ガッツだぜ!!』『バンザイ~好きでよかった~』『ええねん』などのヒット曲がある。現在もライブやツアーを続ける人気バンドだ。 ウルフルズ公式HPより 不正受給をしていた会社は、ドレスなどの販売をする「株式会社アサクラ」(大阪市)。代表取締役社長で創業者の朝倉満氏(88)が松本の義父(妻の父)にあたり、2018年からは松本も代表取締役に就任。会長職を務めていた。
〈星野源において当該投稿にある事実は一切なく、また当社が記事をもみ消した事実も一切ありません〉 5月23日、X(旧Twitter)を通じて声明を出したのは大手芸能事務所のアミューズ。怒りの矛先が向けられたのは「滝沢ガレソ」だ。 フォロワーは274万人超(本人Xより) 約274万人ものフォロワーを抱える暴露系インフルエンサーのガレソ。芸能デスクが解説する。 「事件から芸能まであらゆるジャンルの裏情報を発信しています。独自にタレコミを募って“報道”することもある。その拡散力は凄まじく、過去に回転寿司『スシロー』で醤油ボトルの注ぎ口を舐めた少年の迷惑動画をぼかし無しで拡散すると、一気に広まり、SNS上で少年の名前や学校名などが晒され、“私刑”のような状況になった。当該ツイートは削除されましたが、結局、少年は自主退学に追い込まれた。一般人でも容赦なく晒し上げる手法には批判の声があります」 そんなガ
「あの事件が原因で心を病み、自衛官という職を諦めることになりました。今でもテレビに彼女が映ると動悸がします。そんな彼女が“元自衛官”を売りにしているなんて許せません」 小誌記者に悲痛な心境を吐露したのは、20代の元自衛官X子さんだ。彼女が名指しするのは、大ブレイク中の人気芸人・やす子(本名・安井かのん、25)である。
世界トップクラスの開発エンジニアたちは、複雑な巨大システムをどのように理解し、記憶しているのだろう? 米マイクロソフトの現役エンジニア・牛尾剛さんがインターナショナルチームで学んだ「頭の使い方」の極意について解説します。 ※本稿は牛尾氏の8万部突破のベストセラー『世界一流エンジニアの思考法』から一部抜粋したものです。 ◆◆◆ 驚くほど細かいところまで「仕組み」を理解している同僚たち エキスパートに気軽にものを聞ける文化は、生産性向上のための重要なファクターだ。 社内では一緒に働いている人に、自分へのフィードバックをお願いすることができるが、技術イケメンのジョンにフィードバックをお願いしたらこんな言葉が返ってきた。 「自分や、ドメインエキスパートに対して質問するのを恐れないように ! エンジニアがより賢くなるのはチームの幸せにつながるよ」 どれぐらいのタイミングで質問に答えてくれるかは人によ
《朝日の政治報道の中核を担っている人間が事件を笑っている。人の命を暴力的に奪う殺人と、言論による安倍政権批判との区別もつかない状況に慄然とした。「あなたのような人間は政治部デスクの資格がないから、辞めるべきだ」そう指摘した。しかし、「僕、辞めろって言われちゃったよ」と茶化して何の反省も示さなかったどころか、その後もしつこくつきまとわれた。》 読んでいてゾッとした。 《冷笑に満ち溢れた管理職が跋扈する姿は、近年の幹部のもとで進んだ人心の荒廃を象徴するものだと感じた。》 安倍政権の振る舞いを書いてきた南氏に「うれしそうだね」とニタニタ声をかけてきた上司は、時の政権や権力者を批判したり声を上げて抗議する人びとを冷笑し、茶化していたことになる。そうした風潮は世の中全体に広がっている。 《市民社会でいろいろな声をあげている人々がそういう形で冷笑される風潮が強まるなか、記者でもある僕がそれと向き合わな
実はこれら「朝日の冷笑」の答え合わせになる本を最近読んだ。『絶望からの新聞論』(地平社)だ。著者の南彰氏は朝日新聞を昨年退職した。南氏によるとここ数年、 《上層部はネット上で「また朝日が」と書き込まれることを極度に警戒していた。》という。 『絶望からの新聞論』(地平社) 吉田清治氏による虚偽の証言に基づく「慰安婦」の記事と、福島第一原発事故の政府事故調に関する吉田昌郎所長の調書に対する記事を巡り、朝日新聞は批判を浴び続けた。読者としての実感でも、あれ以降の朝日は腰が引けた印象があったが、本書によれば朝日上層部は批判を恐れ「管理」を強化するようになった。 社員のSNSを監視 広報部を訪れたとき、「南さんのSNSも毎日見ていますよ」と言われたという。 《朝日に関する投稿を三~四人でチェックしている部屋で、担当者がパソコンの画面を見せてくれた。社員のSNSでの投稿内容や「炎上」を監視するタイムラ
私たちはなぜニュースを見るのだろう。読むのだろう。 自分のことを言うと、新聞を14紙購読しているが、きっかけは噂やゴシップの真相を知りたくて情報を読み比べていたら今に至った。野次馬だと自覚している。では周囲はどうなのだろう。TBSラジオの番組『東京ポッド許可局』で共演しているマキタスポーツ、サンキュータツオに聞いてみた(3月16日放送分)。 マキタさんは「世の中の動きを知ることで“より生きている”感じを確認するため」と教えてくれた。タツオは「好奇心からニュースに興味を持ったが、そのうち情報を摂取することで怒りを感じるようになった」という。就職氷河期世代のタツオはニュースを見ても生活が良くなる実感がなくて孤立感があったという。「徐々にニュースを知らないほうが安寧に過ごせるのでは?」と思うようになり、一人の力では何も変わらないという無力感しかなかったと。 ニュースを見る理由 ただ、「こんなに頑
異様な光景だった。2016年1月18日、「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)が始まると、そこには暗幕を背に黒いスーツ姿の5人が立っていた。 「公開処刑」と呼ばれて有名になった会見は、何がそれほど異様だったのか。その異様さの根源は何だったのか。20年以上にわたり「SMAP×SMAP」を担当した放送作家の鈴木おさむさんが刊行した小説『もう明日が待っている』を読み、5人の精神状態を分析するために8年ぶりに「公開処刑」の映像を見直すと、当時は気づかなかった5人の感情が伝わってきた。 「SMAP×SMAP」の生放送開始と同時に目に飛び込んできたのは、葬式のような黒い幕の前に立つメンバーたち。全員が黒のスーツにネクタイ姿だが、ネクタイの色が1人1人微妙に違う。おそらく事務所側が用意したものだろうが、他の4人が黒系なのに対して、木村拓哉さんだけが白系のネクタイをしている。
「一時でも入社を考えていた自分が情けなくなります」 缶詰製造大手・いなば食品にこの春入社予定だった女性が嘆く。今週もいなばに嵐が吹き荒れる。
都の路上でバクチにカツアゲ、大乱闘……500年前の日本はどのような様相を呈していたのか? ここでは歴史学者・清水克行さんの新刊『室町ワンダーランド あなたの知らない「もうひとつの日本」』(文藝春秋)を一部抜粋して紹介する。 テレビ制作会社から来た「伊達政宗とずんだ餅」に関する取材依頼に、あ然とした理由は……。(全2回の1回目/続きを読む) 最近は歴史をテーマにした番組が多いので、よく僕のところにもテレビ制作会社からの取材が来る。 以前、ある民放のテレビ番組のAD(アシスタント・ディレクター)さんから電話があって、「伊達政宗がずんだ餅を発明したというのは本当ですか?」という質問をもらった。その番組では「枝豆は健康に良い」という企画をやりたいとかで、ついては枝豆が日本の歴史上どれだけ愛されてきたかをユニークな逸話をもとに紹介したいのだという。 真相はいかに ずんだ餅とは、餅にすりつぶした枝豆の
川崎市川崎区の多摩川で昨年12月、スーツケースの中から東京都江戸川区の無職、原唯之さん(享年46)が遺体で見つかった事件。神奈川県警は25日、死体遺棄の疑いで、原さんの元交際相手ら5人を逮捕した。 死体遺棄の疑いで元交際相手ら5人を逮捕 逮捕されたのは、無職の西髙舞容疑者(32)とその両親で派遣社員の西髙昌浩容疑者(53)、西髙美保容疑者(51)、舞容疑者の兄の西髙昌吾容疑者(34)。そして舞容疑者の知人で会社員の岩城周平容疑者(39)である。 事件が発覚したのは昨年12月29日夜のこと。「大きめのスーツケースがある」と釣り人からの110番通報を受け、神奈川県警が翌30日に中身を確認したところ、遺体となった原さんが入っていたのだ。首には絞められた跡があり、警察は以降、殺人・死体棄事件として捜査を進めていた。 舞容疑者(左)と、母親の美保容疑者(美保容疑者のFacebookより) 「事件発生
今年のアカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した『関心領域』(5月24日公開)。主人公は、アウシュビッツ強制収容所の所長ルドルフ・ヘスだ。収容所と壁を隔てたプール付き邸宅で、豊かな暮らしを満喫するヘス一家。「壁の向こう」からは音が聞こえてくるだけだ。 被爆者を映さなかった『オッペンハイマー』との比較から、現在のパレスチナ情勢への態度まで。アウシュビッツ訪問やホロコースト生存者への取材経験もある評論家の荻上チキ氏が読み解く、本作が観客に対峙させるものとは…。 ◆◆◆
部屋の中央の椅子に、手を針金で縛られ座らせられた青年。10人ほどの男女が囲み、手にした凶器を振り下ろす。青年の哀切なる声が響く。 ――僕は中核じゃない。俺はスパイなんかじゃない! 1972年11月8日。早稲田大学文学部キャンパスで、第一文学部2年生の川口大三郎さんは、革マル派に8時間に及ぶ暴行の末に殺された。彼はなぜ殺されたのか。この事件を契機になぜ“内ゲバ”はエスカレートしたのか。代島治彦監督の最新作『ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ』は、当時者の証言を積み重ね、その真相に迫るドキュメンタリー映画だ。冒頭の短編劇「彼は早稲田で死んだ」は演出家の鴻上尚史さんが担当した。「三里塚闘争、学生運動の映画を撮った監督に、あとは内ゲバしかないでしょうと1冊の本を手渡したのが始まりでした」と振り返る。その本、樋田毅さんの『彼は早稲田で死んだ』(小社刊)を原案として、映画は制作された。鴻上さんは、樋田さ
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『文春オンライン | 週刊文春も読めるニュースサイト』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く