電子手帳とKubernetes | IIJ Engineers Blog

社会人生活の半分をフリーランス、半分をIIJで過ごすエンジニア。元々はアプリケーション屋だったはずが、クラウドと出会ったばかりに半身をインフラ屋に売り渡す羽目に。現在はコンテナ技術に傾倒中だが語りだすと長いので割愛。タグをつけるならコンテナ、クラウド、ロードバイク、うどん。 デジタルデバイス黎明期のソフトウェア事情 今を遡ること30年ほど前、筆者はとある組み込みシステムの開発に携わっていたことがありました。そのシステムは電子手帳と呼ばれたスマートフォンのご先祖様のような製品だったのですが（無線、有線問わず通信機能はありませんけど）、これが今考えるとなかなかしびれる環境で、 OSは存在しないスタンドアロンシステム CPUは聞いたことがない、もしかしたらメーカーオリジナルのもの もちろん開発言語など存在しない。アセンブラすら存在しない シリーズ製品だったがソフトウェアの資産継承は存在しない。モ

[zu2]

“最近、Kubernetesが登場する前の運用スタイルというのは、あの電子手帳のようなものだったのだと感じます。資産として継承されていなかったのはソフトウェアではなく運用ノウハウという違いはありますが”

[JULY]

イラストから察するに、その電子手帳は CASIO ではなく SHARP。

[igrep]

“「なぜ電子手帳にOSが必要なのか」と「なぜKubernetesが必要なのか」は、とても似ています。組み込みシステム全てにOSが必要なわけではないでしょう。同じように、すべての運用にKubernetesが必要ではありません...”

[diet55]

「CPUは聞いたことがない」「もちろん開発言語など存在しない。アセンブラすら存在しない」「シリーズ製品だったがソフトウェアの資産継承は存在しない。モデルごとにCPUを始めハードウェア仕様が変わるから」