拘禁性ノイローゼで大切なことが言えなくなる 『さようなら、ギャングたち』 自分のなかの音楽を聞く 二葉亭四迷、『日本文学盛衰史』 瀬戸内寂聴 現代作家アーカイヴ1: 自身の創作活動を語る 作者: 高橋源一郎,古井由吉,瀬戸内寂聴,平野啓一郎,飯田橋文学会 出版社/メーカー: 東京大学出版会 発売日: 2017/11/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 拘禁性ノイローゼで大切なことが言えなくなる [東京拘置所の面会時間は5分、ガールフレンドが片道三時間かけて来てくれるが] だんだんね、会って喋るのがつらくなってきた。言うこともない。僕の状況は変わらないし、そのうちに彼女が面会に来るのかと思うと、重い気分になってくる。話題がなくてね。無理やり「元気?」とか「調子はどう?」とか。そう言われても、「捕まっています」としか言いようがない。「昨日、『資本論』の第二巻を読み終わったとこ