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理研だけが悪いのか、科学政策の根深い問題
「欧米では捏造や改ざん、剽窃(盗用)をしてはいけないとたたき込まれる。科学も例外ではなく、悪意の... 「欧米では捏造や改ざん、剽窃(盗用)をしてはいけないとたたき込まれる。科学も例外ではなく、悪意の有無は関係ない」と、海外経験の長いバイオ研究者は、今回の問題をこう切って捨てる。 科学は先達の実績の積み重ねであり、どんなに新奇に見えても、まったく新しいものはない。論文の引用は盛んに行われ、引用元は必ず明記される。被引用件数が多ければ多いほどその論文の実績が確かなものと認められる。たとえば、トムソン・ロイターが行うノーベル賞の受賞者予測では、論文の被引用件数を重要なファクターにしている。 STAP論文の問題点は、調査委員会が不正と認定した事例だけにとどまらない。共著者の中に論文作成に貢献していない人がいるともみられている。これは「不適切なオーサーシップ」と呼ばれ、いわば名義貸しのようなもの。近年は、研究者の論文数の水増しのために行われるという。 インパクトの功罪 今回の理研の対応を甘いと感じる
2014/05/21 リンク