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第1回 エタノール沈殿|効率の上がる核酸実験法|実験医学online:羊土社 - 羊土社
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第1回 エタノール沈殿|効率の上がる核酸実験法|実験医学online:羊土社 - 羊土社
バイオ実験の中で最も頻繁に行われる操作の1つがDNAのエタノール沈殿である.あまりにも一般的な手法で... バイオ実験の中で最も頻繁に行われる操作の1つがDNAのエタノール沈殿である.あまりにも一般的な手法であるが,その具体的な操作は研究者によって異なることが多いのではないだろうか.本稿では,普段あまり気に掛けないエタノール沈殿について,その原理と操作について解説する. エタノールと塩を加えると核酸はなぜ沈殿するのだろうか? 核酸は塩基・糖・リン酸から成るヌクレオチドのポリマーであり,主鎖を形成する糖・リン酸部分が特にエタノールに溶けにくい.しかし核酸の水溶液にエタノールを2倍量程度加えても,核酸はほとんど沈殿しない.これは水溶液中でリン酸部分が解離して核酸が全体的に負電荷を帯びているので,核酸分子同士が静電的に反発してしまい凝集しにくいためである.そこであらかじめ核酸の水溶液に,ナトリウム塩やアンモニウム塩を加えることにより,リン酸の対イオンとして一価の陽イオンを核酸分子に近づける.これにより