地球外知的生命探査(SETI)の分野では伝説となっている天文学における未解決案件の一つ、宇宙からの謎の電波信号「Wow! シグナル」の正体はが解明されつつあるようだ。 プエルトリコ大学アレシボ校の天文学者チームによると、シグナルの正体は、磁気を帯びた中性子星(マグネター)が、水素の雲を通過する際に放った強力な放射源によるエネルギーによる可能性が高いという。 異星人からメッセージ説もささやかれていて、地球外文明の発見を待つ人にとっては残念な説だが、この仮説に対し、天文学者の間でも意見がわかれているため、まだ少しは希望がもてるのかな? それでは詳しく見ていこう。 謎の電波信号、Wow! シグナルとは? 1977年、オハイオ州立大学の「ビッグイヤー電波望遠鏡」によって、射手座の方向からやってきた謎めいた信号が検出された。 72秒間にわたり続いたそれは、非常に狭い周波数に集中した「21cm線」と呼