【覚書】★★★★★★★★★★ 表立ってというわけではないが、物語の根底に渦巻く怨念というか怒りというものが、ページをめくる毎に伝わってくる。 それは決して粘着質なドロドロとしたものではなく、淡々と語られる物語の裏に脈々と流れる地下水のようなものである。それが静かな分だけ、この怨念というか怒りというものが恐く感じる。 これは民衆、それも圧倒的多数を占める貧乏人の悲痛な叫びである。 物語となる時代は、表通りから路地に入り込むと、人の糞や小便が水溜まりをなし、ウジの湧いた犬猫の死体まで掃溜めにほったらかしにされ... > このページを見る
最終更新時間:
2010年01月01日23時22分








