村山槐多『悪魔の舌』(『村山槐多 耽美怪奇全集』所収) 五月の或る晴れた夜、主人公は金子という、友人のなかでも奇異な人物から一通の電報を受けとる。不審に思いつつ金子の住まいを訪ねると、住居には警察が出入りしており、友人は自殺していた。どうして彼は自ら命を断ったのか。亡き友人の遺書を読んだ主人公は戦慄の真実を知る──! 実に悲惨な物語である。金子が遺した文書に記されているモノローグが、本作品の主眼となっているのだが、彼を襲う数々の悲劇が、ほんとうに痛ましい。文字通り、世界の終わりと呼ぶしかない不運に見舞われ... > このページを見る
最終更新時間:
2007年08月15日10時15分







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