もしも運命というものがあるとしたら、夏のあの日に目覚まし時計のアラームをセットし忘れていつもより十五分遅く起きてしまったという出来事がまさにそれに当たるのかも知れない、と今になって思うことがある。 髪を整える余裕は無かった。朝食を取るなんてことは考えられなかった。とりあえずパジャマを脱いでシャツを着て、その上にカッターシャツを羽織る。鞄の中身はいつもと代わらない教科書とノート、そして筆箱やら下敷きやらだ。リュックサックを背負う。中に入っているのは英和辞典と様々な小説。とりあえずそれらを掴んで、僕は自転車に... > このページを見る
最終更新時間:
2008年11月07日05時17分







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