「委託は何が何でもだめと主張して、社会的に身勝手と受け止められないか不安だ」。瀬戸内海に浮かぶ大島にある国立ハンセン病療養所「大島青松園」(高松市)が、本土と結ぶ連絡船の民間委託問題に揺れている。私は問題の当否以上に、入所者が漏らした言葉に込められた心情に強い衝撃を受けた。患者を強制隔離した「らい予防法」の廃止から15年、国家賠償訴訟の違憲判決から10年。ハンセン病問題の今とこれからを考える時、入所者の心に、社会に対する遠慮や不安感がなお深く残されていることを忘れてはならない。 同園は高松港の沖合約8キロ... > このページを見る
最終更新時間:
2011年05月12日18時55分








